Carlos K.、コロナ禍で“進歩”した国内外の音楽シーンを語る「スターが生まれる可能性が増えた」
ブラジル出身の日系2世のトラックメイカーとして、様々なアーティストや番組に楽曲を提供しているCarlos K.さん。手がけた楽曲がレコード大賞・レコード大賞優秀作品賞などを受賞した経歴を持ち、2015年にはオリコン年間ランキング 作曲家部門1位を記録しました。
手がける音楽の幅は広く、CMソングから、西野カナ、Little Glee Monster、Crystal Kayといったアーティストや、AKB48や乃木坂46といったアイドル、またアニメソングやダンスミュージックなどでヒットを連発。ジャンルを問わないリスナー達から圧倒的な支持を集めています。
そんな日本の音楽シーンを牽引するCarlos K.さんに、今回は今年の国内外の音楽シーンについて感じたことを伺いました。
ーーCarlosさんからご覧になって今年の日本の音楽シーンはどのようなものだったと考えますか?
新型コロナウイルスの流行によって、聞く曲や音楽を聞く環境が変わったと思います。
配信ライブなどが増え、逆に進歩したテクノロジーもあると思います。配信ならではのステージの見せ方なども発展し、その部分でいうとどこにいてもライブに参加できる未来の形が見えた気がします。
ただ、アーティストさんにとっては未だにお客さんが声を出せない状況が続いているので、前みたいに一緒に歌ったり、現場で一体感のあるライブをいつできるのかと心配をしていると思います。
またいつの日かみんなで一つになれる、声を出して一緒に歌を歌える状況が来れば良いなと思っています。
ーーまた、世界の音楽シーンについてはいかがでしょうか?日本と違いを感じること、また共通していることなどもお聞かせ下さい。
世界も同様だと思います。
以前にくらべて大型フェスなどは行いづらい状況があると思います。
ただ、配信などを通して、世界中どこにいても発信でき、アーティストとファンがつながる機会も増えていると思うので、これからどんなアーティストが世界のあらゆる場所から出てくるのか楽しみです。
国は関係なく、スターが生まれる可能性が増えたと思います。