武藤彩未、約9ヶ月ぶりの有観客ワンマンライブを開催&サプライズでドラムを披露

2021.10.25 22:00
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武藤彩未

武藤彩未が10月24日(日)、9月15日にリリースしたミニアルバム「SHOWER」を提げたRelease Party ○SHOWER○ を品川インターシティーホールにて開催した。

会場にはシャワーの音が流れており、ステージにはバスタブが。バブルをイメージしたバルーンが吊るされているなど「SHOWER」の世界観がつまったステージになっていた。そして水の中にいるようなSEが流れるとメンバーや武藤が登場。

今回も武藤のこだわりであるフルバンド編成で届けられた。スポットライトに照らされ、透明感のある声で一気に会場を武藤の世界に引き込み、「ヘッドホンコミュニケーション」からスタート。そのまま「Online」「雨音」と続けて披露。

改めて「久しぶりの有観客そして配信でも本当にありがとうございます。今日は3rdミニアルバム『SHOWER』の通りに洗い流せるような時間をお届けして、癒されたと帰っていただけるような空間をお届けしたいと思います」と語った。

波の音が流れると「SHOWER」の収録曲である「あの夏の海で」がスタート。武藤の真骨頂のシティ・ポップ曲であるこの曲で一気に武藤の歌声に会場は引き込まれた。そして「tsubaki」では感情がこぼれ落ちるように歌う武藤、一気にグッとお客さんの心を掴み「SHOWER」収録曲である「グッバイ。」へ。

中盤に差し掛かり、これまでの編成から様子を変え始まったのはアコースティックコーナー。アコギ・ウッドベース・パーカッション・キーボードという編成でお届けした「Flower」「風花」は、収録された音源とはまた一味違うLIVEならではの魅力を発し、そのサウンドに伸び伸びと感情的に歌う武藤の声が上乗せされ、さらなる魅力をみせた。

「もう後半戦ですよ! 皆さんもっと盛り上がれますか?」という武藤の呼びかけに客席が立ち上がるとともに始まった後半戦は、初披露の「夢みちゃうよ」。

口笛が鳴りこの曲がスタートすると、初めて生歌で聞く「夢みちゃうよ」に、お客さんのボルテージはさらに上がっていく。本来、掛け声となる部分は声が出せない状況だったが、手を大きくあげてお客さんが武藤に答える様子が印象的なシーンとなった。

そして「もっとわがままになってみせたなら」へ。この日武藤自身として初めて発売した青と白の“ペンライト”が会場全体で光り、ミニアルバム「SHOWER」の世界観を一層強く印象付けた瞬間となった。そのまま畳み掛けるように「ベティ」「RF」へ。怒涛に続いたアップコーナーは、武藤と客席の畳み掛けるコール&レスポンスによりこの今回のLIVE最大の盛り上がりを見せた。

その後の「センチメンタルスカイ」ではこれまでの様子と打って変わり妖艶な照明とともに、華麗にマイクスタンドを使ってパフォーマンスを披露した武藤。次々と色んな表情を見せる武藤から目が離せなくなった所で、今回のミニアルバムの表題曲「SHOWER」へ。バスタブを使用したステージングと、曲後半でステージ上に降り注いだシャボン玉があいまって、「SHOWER」のMVをまるで生で見ている様な錯覚に襲われた所で本編は終了した。

手拍子が鳴り止まない中、エレキギターの音でアンコールがスタート。ドラムに光が当たるとそこには武藤の姿が。小さい体で力強くバンドメンバーとインスト楽曲を披露し会場を沸かせ、そのまま「今夜のキスでわすれてほしいの」へ。予告なしの“ドラム”という、客席への一番のサプライズを披露し、終演を迎えた。

少し大人になった表情が色々な場面で感じられた、そして復帰後からの武藤彩未すべてを詰め込んだステージになったのではないだろうか。

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