mzsrz、始まりの音「インベーダー」をリリース

mzsrz（ミズシラズ）のプロデューサーであるDECO*27が作詞・作曲を手掛け、盟友Rockwellをアレンジャーに迎え、甘いドロップのような中毒性溢れる偏愛エモ・ロックに仕上がっている。「愛情」と「依存」をテーマにした今作は、愛という脆い感情につい依ってしまう「僕」らの心の不安定を解像度高く炙り出している。

実は「インベーダー」はmzsrz結成のきっかけとなったオーディション「ヨルヤン」最終ライヴ審査の課題曲。その発売を記念して、デビュー時のキーヴィジュアルの未発表カットも公開された。五人の少女から伸びる十の影は、彼女たちの多様声を表すと同時に、残念ながら合格に至らなかったオーディション参加者たちの想いも背負ってリリースするという決意の現れでもある。

4作目となるシングルで、自分たちなりの満を持して、始まりの音をリリースする彼女たち。各々の個声もさることながら、それらが重なり合った際に生まれる一途な求心力、つまり、mzsrzという1つのバンドとしてのグルーヴが感じ取れる宣誓のような一枚だ。