金メダル2つ獲得の大橋悠依選手はBiSHの大ファン!五輪メダリストたちを支えた“音楽の力”
連日熱戦が繰り広げられていた東京2020オリンピック競技大会が、8月8日に閉会する。困難な状況にありながら、さまざまな競技での選手の頑張りが、応援している多くの人々の心を打った同大会。そんな中、競技に臨むアスリートたちの中には、音楽を自身のパフォーマンスに活かしている選手も多いようだ。
今大会の音楽関係のトピックで記憶に新しいのは、スケートボード・女子ストリートで金メダルを獲得した、13歳の西矢椛選手のインタビューでの“ラスカル”発言だ。当初は“ラスカル”が何を指すのかと話題になっていたが、西矢選手が生出演した情報番組で、“ラスカル”は『あらいぐまラスカル』のことだと明らかになった。さらに、同種目で銅メダルを獲得した中山楓奈選手は、試合中には『あらいぐまラスカル』の主題歌を聴いていると明かし、「(調子が)上がってる気になります」と話していた。
さらに、競泳・女子200メートル個人メドレー、そして女子400メートル個人メドレーの2種目で金メダルに輝き、日本の競泳女子史上初の二冠を達成した大橋悠依選手も、音楽を原動力にしているようだ。8月3日放送の日本テレビ系『ZIP!』では、大橋選手が6人組ガールズグループ・BiSHのファンであり、たびたびライブに足を運んでいたことがメンバーの口から明かされている。なお、大橋選手がレース前に気持ちを高めるための“勝負曲”は、“強いものに立ち向かう”という意味が込められたBiSHの代表曲『PAiNT it BLACK』という曲だそうだ。
気持ちを高めるような楽曲については、体操・男子個人総合、男子種目別鉄棒で金メダルを獲得した橋本大輝選手もテレビ番組で明かしている。以前『めざましテレビ』のインタビュー企画で、橋本選手は、自身の心の支えとなる“カチウタ”として、GENERATIONS from EXILE TRIBEの『to the STAGE』を挙げ、練習前によく聴くと発言。ちなみに、今回の橋本選手の快挙を受け、メンバーの白濱亜嵐は、グループの公式Twitterアカウントにて、「メダルを掴んだ姿に心を打たれました 勇気を、元気を ありがとうございます!」と、祝福のメッセージを送っていた。
また、卓球の出場3種目で金メダル・銀メダル・銅メダルを獲得する活躍を見せた伊藤美誠選手は、Little Glee Monsterのファンと公言しており、2018年にリリースされたLittle Glee Monsterの楽曲『世界はあなたに笑いかけている』のミュージックビデオに出演し、話題を呼んだことがある。伊藤選手は、プライベートでもLittle Glee Monsterと親交があるそうだが、今回の金メダル獲得を受けて、メンバーのmanakaは、「美誠ちゃんー!!!!!!」と泣いている顔の絵文字などと共に綴り、感動したことをうかがわせていた。アスリートの奮闘ぶりが、アーティストの心を震わせることもあるようだ。
その素晴らしいパフォーマンスで、人々を感動させた日本の選手たち。その活躍には、音楽の力が影響している部分もあるのかもしれない。