浦上想起、初のゲストミュージシャンとしてサックス奏者・松丸契を迎えた意欲作「甘美な逃亡」を上梓

これまで発表した全ての楽曲について、作詞・作曲は勿論、全楽器の演奏を手掛けてきた彼が、初めてゲストミュージシャンとしてサックス奏者・松丸契を迎えて制作した新曲「甘美な逃亡」を7月28日にリリースした。

全編に渡って「すべてを放り出したい」という願望を穏やかに肯定するような今作は、自身への内省に留まらず、聴く者それぞれにとっての「何か」から自由へと、優しく解き放つような「甘美さ」を漂わせる危険な楽曲。松丸契によるサックスが楽曲に新たな生命力を与えていることも注目に値する。

一方で、これまでと同じく全てを自身で手掛けたミュージックビデオも配信リリースと同時に公開。こちらは楽曲のグルーヴとシンクロする絶妙なローファイ感が心地よい映像となっており、浦上想起の世界観を体感する上で、見逃すことのできない作品となっている。

約2年の活動を経て初めてゲストミュージシャンを迎えるなど、今後の活動において新たな局面を予感させる浦上想起の新作。その甘美な世界観に身を委ねてみてはいかがだろうか。