ヒラリー・コール、セルフプロデュースとなる6年ぶりのスタジオ&アルバムを発表

2021.6.23 22:00

幼少の頃よりピアノと歌をはじめ、12歳の時にはウォルデン・スクールにて作曲を学び、数々の賞を受賞。その後、ニューヨークの伝統ある“レインボー・ルーム”に最年少で出演を果たす。

その後のキャリアも順調で、有名オフ・ブロードウェイ・ミュージカル“アワ・シナトラ”や“シンキング・アステア”への出演や、“アルゴクィン・ホテル”での公演がソールド・アウトするなど、着実にジャズ・シンガーとしてそのキャリアを積んできた女性シンガー=ヒラリー・コール。過去スタジオ・アルバムを5作リリースし、2015年にリリースした現時点での最新作『虹の彼方に~ジュディ・ガーランドに捧ぐ』から6年ぶりとなる新作スタジオ・アルバム『ソフィスティケイテッド・レディ』を6月23日に日本盤先行で発売された。

今作では、自身が若手歌手だった頃に歌唱していた曲や、有名な古典スタンダード曲、またそこまで有名ではないが自身のフェイヴァリットの曲など計12曲が収録されている。そのスタイルは完成されており、音楽的な感性は鋭く、技術的にも卓越した作品となっている。そんな彼女の魅力が今作であますところなく発揮されている。

ホーン1本に、5つの楽器から成るリズム・セクションというバック・バンドの編成で、ためらうことなく新しいアレンジに挑戦したヒラリーと優秀なミュージシャンたちによる素晴らしい作品となっており、テクニカルな課題を音楽的才能とひらめきで乗り越え、それぞれに個性的なプレイを披露し他作品となっている。

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