FEMM、Dua LipaやM.I.A.を手掛ける「ADP」をプロデューサーに迎えたデカダンスな新曲「Private Dancer」のMV公開
代表曲「Fxxk Boyz Get Money」が、痛烈なメッセージを持つガールズ・アンセムとして欧米のティーンに支持されるや否や、デビューアルバム『Femm-Isation』が全米ビルボードチャート「World Albums」でTOP10入り、フィメール・ラップ・シーンの新時代を切り拓いてきた『FEMM』。
3月にリリースされた「Sugar Rush」のミュージックビデオは、UKの「Notion」からプレミア公開され、さらに、カルチャーマガジン「Wonderland」やSNSフォロワー数450万人を誇る人気音楽メディア「Music Crowns」にもピックアップされた。
Spotifyでは、『POP Hits』『DARK POP』『THE BEST INDIE POP』『POP Hits』『Music Warp』など、トレンドセットなプレイリストに続々と登場、イギリスを中心に再び欧米からの注目を集めている。
翌4月にはUKガラージ・2ステップ調で新しい側面を見せた「Keep It Cool」をリリース、先日5月21日に、新曲「Private Dancer」をリリースした。サウンド・プロデュースはChris Brown、Dua Lipa、M.I.A.などを手掛けた「ADP」と、Miley Cyrus、Beth Ditto (The Gossip)などを手掛けた 「Jenn Decilveo」。
曲調はゴシック・ロックを彷彿とさせる硬質なデカダンスで、既にSpotify JapanやYouTube Musicの主要プレイリストにもセレクトされ、リスナーを増やしている。
今作は、多くの一般的な人々が、実は、心の内に秘めている『愛情の相反性』を歌った楽曲。時に行き過ぎた愛情が産み落とす「支配したい」という欲望と、愛されたいという想いの裏に潜む「支配されたい」という願望。相反する2つの望みを「マリオネット(操り人形)」というFEMMらしいビジュアル・コンセプトで表現したミュージック・ビデオが公開された。
ビデオでは、支配したいと望む恋人の脳内を仮想空間化し、そこに囚われているようで、囚われてあげているFEMMの姿を描いている。FEMMを操るマリオネットの糸は、恋人が操っているように見えるが、実は、彼女たち自身が好きに動かしているという実はサディスティックな意図が見え隠れする。
時に、ドラマティックであり、エロティックでもあるダンスは、まさに愛情そのもの。ぜひ、その耽美な世界観に囚われてみてはいかがだろう。