カンデ・イ・パウロ、最新シングル「トゥージョ」のMV公開
アルゼンチン出身のグループ、カンデ・イ・パウロ (Cande y Paulo)は、コントラバス/ヴォーカルのカンデ・ブアッソとキーボードのパウロ・カリッソからなる異色デュオ。
待望のデビュー・アルバム『カンデ・イ・パウロ』が6月4日にリリースされることが決定しているが、先行シングルとして4月に配信がスタートした「トゥージョ」のミュージック・ビデオが公開された。
「トゥージョ」は、2015年に放送されたネットフリックスのオリジナルドラマ「ナルコス」の主題歌として一躍人気を博したロドリーゴ・アマランテによる1曲。ミュージック・ビデオは彼らの故郷であるアルゼンチンの小都市サン・フアンで撮影された。
5月5日には、米国公共ラジオ放送NPRの人気企画「タイニー・デスク・(ホーム)・コンサート」に出演したカンデ・イ・パウロ。世界中で話題となった2017年のYouTube動画と同じく、サン・フアンの劇場「シネ・テアトロ・ムニシパル」で撮影されたこの動画では4曲を演奏し、公開から1週間足らずで10万再生を超えるなど大きな反響を呼んでいる。
セルフ・タイトルド・アルバムとなる今回の『カンデ・イ・パウロ』は、ジョニ・ミッチェル、ボブ・ディラン、ハービー・ハンコック等を手掛けるラリー・クラインプロデュースのもとロサンゼルスでレコーディングされた。アンソニー・ウィルソン (g)やビクター・インドリッツォ (ds)といった名手も脇を固め、「サマータイム」や「僕は待ち人」、「リミット・トゥ・ユア・ラヴ」等幅広いジャンルの楽曲を題材にこのデュオが持つシンプルでセンチメンタルなサウンドが最大限に表現されている。
中でも母国アルゼンチンから生まれた「バロ・タル・ベス」と「プレグンタン・デ・ドンデ・ソイ」のエモーショナルなアレンジは必聴だ。