桑原あい、キャリア初のソロ・ピアノ・アルバムが4月7日に発売決定&「星影のエール」が先行配信
2012年のデビュー以来、日本ジャズ・シーンの第一線を走っているピアニストの桑原あいが、自身のキャリア初となる全編ソロ・ピアノ・アルバム『Opera』を4月7日にリリースすることが発表された。併せて、アルバムのプレ・オーダーがスタートし、親交の深い山崎育三郎が選曲したGReeeeNのカヴァー「星影のエール」が先行配信となった。
本作は桑原にとって通算10枚目(企画盤含む)となるアルバムで、彼女の豊かな表尾力を最大限に引き出すジャンルの垣根を超えた名曲のカヴァーを中心に構成されている。録音はクラシック・コンサート専用ホール「東京オペラシティ リサイタルホール」にて3日間にわたり実施。ステージの上でピアノと対峙して紡ぎ出した渾身の演奏が、素晴らしい響きとともに真空パックされている。
収録されている楽曲のうち5曲は、桑原の音楽を愛する著名人に選曲を依頼。先述の山崎育三郎に加えて、シシド・カフカ、立川志の輔、社長(SOIL&”PIMP”SESSIONS)、平野啓一郎が参加し、各々が「桑原あいのピアノで聴いてみたい!」というナンバーをセレクト。ビル・エヴァンスからボン・ジョヴィまで、多彩な楽曲が桑原の編曲により奏でられている。
先行配信された「星影のエール」は、山崎育三郎も出演したNHK連続テレビ小説『エール』の主題歌であり、昨年大晦日の『第71回NHK紅白歌合戦』でもGReeeeNのパフォーマンスが大きな話題となったばかり。自身も『エール』の大ファンだったという桑原は、情感を込め、優しくダイナミックにメロディを紡いでいる。
アルバム・ジャケットには、オランダの著名な写真家、ヘレン・ファン・ミーネの作品を採用。10年以上前にロシアで撮影された少女の写真で、少しミステリアスな雰囲気をまとい奥行きのある作品の世界観が表現されている。
また、1月6日(水)夜には、アルバムの録音場所である「東京オペラシティ リサイタルホール」にてソロ・ピアノ・コンサート「響楽-KYOGAKU-2021 vol.1」が開催される。アルバムに先がけ、一足早く最新のソロ・ピアノ・パフォーマンスを体感できる貴重な機会である。