マネキン・ラップ・デュオ『FEMM』のこれまでを振り返るフォト・エキシビションが開催
「どこを探しても(まだ)存在しない真新しい音」というメッセージを込めた6曲入りのE.P.『404 Not Found(インターネットで探していたHPが見付からない時に出るステータス・コード)』を11月20日にリリース。エージェントだけでなく、ダークな世界観やHyper Popと言われる世界のトレンドともリンクする攻めた音楽性が国内外のメディアから幅広く注目を集めている。
そんな中、フォトグラファー・飯島隆による写真展『5 years with FEMM』が、12月4日(金)〜12月10日(木)まで、原宿デザインフェスタギャラリー EAST 201にて開催される。アーティストとしてだけでなく、ここ数年は、自身の作品だけでなく、多くのメディアアートにもダンサーやアクトレスとして出演してきた彼女たちの軌跡を振り返る内容だ。12月5日と6日には、FEMM本人の来廊もアナウンスされている。
また、今回の写真展にも登場する超巨大な可動式L.E.D.を用いたパフォーマンス『Dimension(正しくは、その模様をワンカットで収録した映像作品)』は、前述の最新E.P.『404 Not Found』の収録曲『Sit Down』のミュージック・ビデオとして、12月11日に公開が予定されている。
先日、「Aphex Twin」をはじめ「The 1975」や「Radiohead」などの映像を手掛けたUKのアーティスト「Wierdcore」とのコラボレーション映像『Peach』を発表したばかりの彼女たち。今回の映像は、盟友「AVC」と「2ndFunction」をクリエイティヴ・ディレクターに迎え、「BRDG」「Yamachang」をはじめ「Ai.step」としても活躍する「Scott Allen」と「Kakuya Shiraishi」など、日本を代表するクリエイターとタッグを組んで制作された。
日本のベース・ミュージックシーンの雄「HABANERO POSSE」がプロデュースしたインダストリアルでカオスなトラックと、FEMMならではの全英詞の無機質なフロウが融合したラップ・ミュージックが、どのような視覚演出を伴って表現されるか、期待が高まる。
まずは、スチールでも美しいその断片を、写真展でチェックしてみてはいかがだろう。