アンドレア・ボチェッリ、ニュー・アルバムからアリソン・クラウスとのデュエットによる「アメイジング・グレイス」MV公開
日本では11月18日にリリースされる現代最高峰のテノール歌手、アンドレア・ボチェッリ待望のニュー・アルバム『Believe~愛だけを信じて』。その中から、アリソン・クラウスとのデュエットによる「アメイジング・グレイス」のミュージック・ビデオが公開された。
「アメイジング・グレイス」はあらゆるアーティストによって歌い継がれてきた、言わずと知れた名曲。ボチェッリ自身も、今年4月に行われた「Music for Hope」でソロ・ヴァージョンを披露するなどこの曲に親しんできたが、今回はグラミー賞を実に27回受賞しているカントリー界のレジェンド、アリソン・クラウスとのデュエットが実現。お互いのソロ・パートと転調を経て最後に2人の歌声が重なり合うエモーショナルな仕上がりは必聴だ。今回のボチェッリとの共演について、クラウスは「なんて素敵な経験!とても素晴らしい時間だったわ!」とコメントしている。
また、アルバム配信は各プラットフォームで13日からスタートしており、18日のCD発売に先駆けて一足早く今作の世界を堪能することが出来る。スティーヴン・マーキュリオやハイドン・ベンダルとの共同プロデュースとなった本作は信仰、希望、思いやりなど精神的なテーマを探求する内容で、魂を癒す音楽の力に焦点を合わせているとのこと。世界的なメゾ・ソプラノ歌手であるチェチーリア・バルトリとの共演に加えて、ボチェッリと長年共演してきたエンニオ・モリコーネが死の1か月前に作曲したという未発表曲「インノ・スッスラート」、レナード・コーエンの名曲「ハレルヤ」やリチャード・ロジャースによる永遠のスタンダード「ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン」など、おなじみのヒット曲なども収められている。
アルバムについて、ボチェッリは「『Believe~愛だけを信じて』に収録されている曲目は、ここ数年にわたる私のこころの歩みの記録であり、その歩みや、たゆまぬ成長につながるものでした。この新しいアルバムには、新しい道を切り拓く必要があるというメッセージがつまっています。控えめで、不完全で、主観的かもしれませんが、魂に訴えかける曲目を集めました。これらの曲を聞くことは、自分の内面と向かい合うきっかけとなり、自分の内面が語りだすことに耳を傾けることにもつながるでしょう」とコメントしている。