ゆず初のオンラインツアー、「必ずまたあおう」のメッセージでフィナーレ【DAY5】未来図レポート

2020.10.27 11:35
ゆず初のオンラインツアー、「必ずまたあおう」のメッセージでフィナーレ【DAY5】未来図レポートサムネイル画像!
撮影:太田好治

アーティスト・ゆずが初のオンラインツアー「YUZU ONLINE TOUR 2020 AGAIN」を2020年9月27日からスタート。全5公演の最終日となる「【DAY5】未来図」が10月25日に動画配信プラットフォーム「OPENREC.tv」(オープンレックティービー)の「SUPERLIVE by OPENREC」にて配信された。

今回は、「【DAY5】未来図」の様子をレポートする。

動画配信プラットフォームの画面を開き、開始時間を待つと、カウントダウン映像が流れ、その後、会場である横浜文化体育館の建物の前に立つゆずの2人が映し出された。

岩沢厚治が「リーダー、ここはどこでしょう?」と問い掛けると、北川悠仁は「AGAINということで横浜文化体育館にもう1回戻ってきちゃいました」と返答。そのまま2人で館内に入っていき、体育館のコートの真ん中にセッティングされたステージにスタンバイする演出でライブはスタート。

北川は「いよいよ最終日がやってきました」といい、今回のライブツアーが色々な国から視聴されていることを紹介。英語をはじめ外国語でもあいさつし、「最後まで楽しんでいってください」とメッセージ。1曲目の「センチメンタル」が終わると、岩沢は「早かったですね」と初の試みとなったオンラインライブツアーを振り返った。2曲目に「3カウント」、3曲目に「3カウント」のカップリング曲である「夕暮れどき」と続けた。

5曲を終えると、再び建物の前の2人が映し出され、車に乗り込んで移動する映像がスタート。たどり着いた先は、横浜松坂屋跡地にオープンしたショッピングセンター「カトレヤプラザ伊勢佐木」の屋上だった。この場所は、2017年12月に「冬至の日ライブ ファイナル」を行った会場でもあり、ゆずにとっては思い出深いはず。そこに特大のくす玉が用意されており、「祝24周年目突入!! 2020年10月25日」の垂れ幕が出現。「みんなのおかげで24年目を迎えることができました」、「24年目もがんばります」と感謝と意気込みを言葉に。「カトレヤプラザ伊勢佐木」屋上でも熱唱し、ライブは折り返しに入った。

後半は体育館のステージに戻り、8曲目の「みらい」で始まった。「みぞれ雪」、「少年」と続き、11曲目の「夏色」では、現実世界に仮想空間を作り出すAR(拡張現実、Augmented Reality)技術を駆使して、ファン24名がピグ(アバター)でステージに登場するスペシャル企画が行われた。これは、CGを使って、ゆずがライブを行うステージが魚が泳ぐ海底に変わり、そこに、当選した24名のピグが、ゆずの2人によって順番に名前とメッセージを紹介され、全員がステージに登場するとそのままゆずの2人とライブを行うというもの。コロナ禍でゆずに会うことができないファンにとって、最高のプレゼントとなっただろう。

代表曲「夏色」以外はすべて公演ごとに曲順を変えた今回の5DAYSもいよいよ終盤。北川が「みんな集まってくれて本当にありがとうございました。俺たちは何度でも歩き出す」と告げ、「アゲイン2」へ。

北川は、「俺たちからは直接、君たちは見えていなくて、だけど、君たちは俺たちのことを観てくれていて、どうなるのかなと思ったのだけど、ライブを始めた途端に、確かに、君たちが俺たちの音楽を、歌を、想いを受け取ってくれている感じがして、それはすごく不思議な感覚で、実態はここにいないのに確かにそこに君がいて、そして、繋がり合っている気がしていました」と呼び掛けた。「音楽は国境を超える、人種を超える、そんなふうにいつも思っていたけど、それだけじゃなくて、なんと、電波も超えられる。すごいことに気づいちゃいました」とも。

そして、「みんなに会うことができることを、やっぱり、願っています。俺たちの音楽は鳴り止まない。俺たちの歌は終わらない。どんな形であってもみんなに届け続けるから、みんなも大変な日々があると思いますが、俺たちを信じてついてきてください」とメッセージ。

アンコールの「 ツアーお疲れさまのうた」では、ファンからの「歌い続けてくれてありがとう」、「23周年、おめでとうございます」などの言葉が流れ、ゆず初のオンラインツアーは幕を閉じた。最後は、2人が、横浜文化体育館の床に「必ずまたあおう」のメッセージを書き記し、メッセージと一緒に写された2人の写真が画面に表示され、5DAYSのプログラムが終了した。

コロナ禍でライブに参加することができないファンのための一つの試みとなった今回のオンラインツアー。ゆずに早く会いたいと願うファンの心にも、「必ずまたあおう」に込められた想いとともに、きっと届いたことだろう。
 
撮影:太田好治

【セットリスト】

M1:センチメンタル
M2:3カウント
M3:夕暮れどき
M4:からっぽ
M5:心のままに
M6:贈る詩
M7:栄光の架橋
M8:みらい
M9:みぞれ雪
M10:少年
M11:夏色
M12:アゲイン2
M13:ツアーお疲れさまのうた

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