新進気鋭チェリスト佐藤晴真、名門ドイツ・グラモフォンより満を持してデビュー・アルバムを11月リリース
昨年、長い伝統と権威を誇るミュンヘン国際音楽コンクールチェロ部門において日本人として初めて優勝する快挙を果たした弱冠 22 歳のチェロ奏者、佐藤晴真のデビュー・アルバム『The Senses ~ブラームス作品集~』が世界最古のクラシック・レーベルである名門ドイツ・グラモフォンより2020年11月25日に発売される事が決定した。
アルバム『The Senses ~ブラームス作品集~』は、昨年12月に東京・紀尾井ホールで演奏家として本格デビューしたリサイタルの後半に披露され、現在、佐藤晴真が留学中でもあるドイツの大作曲家ブラームスの作品を収録。2つのピアノとチェロのためのソナタに加え、世界中で愛され親しまれてきた〈子守歌〉、そして歌曲〈メロディーが導くように〉をはじめ、普段あまりチェロで演奏されないような歌曲にもスポットが当てられ収録。
レコーディングは、ソリストとして国内オーケストラと多数共演、国内外でのリサイタルや音楽祭にも招かれ高い評価を得ているピアニストの大伏啓太氏と共に、東京都にある稲城市立iプラザホールで4日間にわたって行われた。
また、アルバムタイトルについて佐藤晴真は 「ブラームスの音には聴覚だけでなく彼の見た景色、花の匂いや恋人の髪のさわり心地などが、特に歌曲の歌詞に乗せてよく感じられます。それから個人的には、ブラームスは美味しい音で弾きたい(弾かれるべき)だと思っています。そういったことから、五感(The Senses)というキーワードをタイトルにしてみてはどうかと思いました」と語った。
さらに、アルバム・デビューについて 「この一枚に、ブラームスの傑作たちへの思いを込めました。今の時代の傷は大きく深いですが、私にできることは、音楽することしかありません。ここに今の全てを残したので、是非じっくりとお楽しみいただければ幸いです」 とコメントを寄せている。
またアルバムティザー映像も公開となったので、是非チェックしてみてはいかがだろうか。