ビリー・ギボンズ、最新ソロ・アルバム『ビッグ・バッド・ブルース』より新MV「ハリウッド151」を公開

2020.10.9 13:00
ビリー・ギボンズ、最新ソロ・アルバム『ビッグ・バッド・ブルース』より新MV「ハリウッド151」を公開サムネイル画像!
photo credit: Blain Clausen

ビリー・ギボンズの最新ソロ・アルバム『ビッグ・バッド・ブルース』の中の主要曲の一つ「ハリウッド151」のMVが公開された。本MVは、今年の春先に公開するや否やセンセーションを巻き起こし、アルバムの売り上げをデジタルとフィジカルともに伸ばした「ミッシン・ヨー・キッシン」(“Missin’ Yo’ Kissin’”)のMVに続くものだ。

「ミッシン・ヨー・キッシン」と同様にテキサスの映画監督ハリー・リースが手掛けた「ハリウッド151」のMVは、ZZ TOPのフロントマンであるギボンズに加え、マット・ソーラム(ドラムス)とオースティン・ハンクス(ギター)も参加している。ギボンズは文字通りボトルネック・ギターを弾き、ビール瓶をスライドさせながらフレットボードに沿って演奏を披露している。

グループは8月15日にLAのロキシー・シアターで、リンゴ・スター、リンダ・ペリー、スラッシュ、メイシー・グレイ、ジェシー・マリン、チープ・トリック、テイラー・トムセン、バッドフラワー、デヴィッド・ヨハンセン、ダリル・マクダニエルズ(別名DMC)、ギルビー・クラーク、そしてドニータ・スパークスが参加したMusiCaresのライヴストリーム・ベネフィット・イベントに出演するために一緒にいた。一緒にいながらもソーシャル・ディスタンスを保っていた彼らは、ハリウッドのストリートにロケ地を移し、54年製のシボレーで、パフォーマンスが撮影されたハリウッド大通りの有名な “バーボン・ルーム “までクルージングした。

この曲は、昔、ロサンゼルスの深夜のメキシカン・クラブ・デュオがツイン・ギターとドラム・マシンに151プルーフのラム酒を燃料としていたことから着想を得ている。ビデオ撮影の間に飲み干してしまったものもあったかもしれないが、ヴィジュアルと音楽の焦点は維持されており、その結果、約2年前にリリースされたアルバム『ビッグ・バッド・ブルース』のロング・ヒットを強調するような、陽気な旅行記/パフォーマンス作品に仕上がっている。

ビリー F・ギボンズは「僕たち3人は特別な日のために集まったので、その偶然の出来事に基づいて現場ですぐにビデオ撮影をしようというアイディアが思いついたんだ。僕たちはその瞬間を捉えることができて本当にうれしかったし、そうして良かったと思っている」とコメントしている。

2019年5月のブルース・ミュージック・アワードで最優秀ベスト・ブルース・ロック・アルバムに選ばれた『ビッグ・バッド・ブルース』はリリース以来、ビルボードのブルース・チャートにランクインし続けている。現在、ギボンズは次のZZ Topの次作を制作しながら、ソーラムとハンクスとのソロ・アルバムのフォロー・アップにも熱心に取り組んでいるとのことだ。

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