ジェラルド・クレイトン、ジャズの聖地“ヴィレッジ・ヴァンガード”でのライヴ盤リリースが決定
ベース奏者の至高、ジョン・クレイトンを父に持ち、アルト・サックスのジェフ・クレイトンを叔父に持つ、ピアニスト、ジェラルド・クレイトンが、ブルーノート移籍後、第1弾となるアルバム『ハプニング ~ライブ・アット・ジ・ヴィレッジ・ヴァンガード』を7月10日にリリースすることが発表された。それに伴い、先行配信曲である「リジューヴァネイション・アジェンダ」が公開となった。
本アルバムは、ジャズの本場、ニューヨークでも“聖地”と崇められ、ビル・エヴァンスやジョン・コルトレーンなど、数多くのレジェンドたちが録音をしたことで有名な超名門ジャズ・クラブ、ヴィレッジ・ヴァンガードで2019年4月に6日間にもわたって行ったライヴをおさめたライヴ盤。
12セットの中から、オリジナル曲と名スタンダート曲からなる7曲を選りすぐった。クレイトンにとってもヴィレッジ・ヴァンガードは特別な場所で「ここは音楽にとってとても特別で神聖な場所。不思議なことにここにいると、これまでここで起こったことを肌で感じられるような気がする」と語っている。
また、クレイトンはこのライヴを「ハプニング」と呼んでおり、それがそのままアルバムのタイトルとなっている。タイトルを決定するにあたり、クレイトンは「この音楽が生きていること、1年を通してたくさんの出来事が起きていること、そしてヴィレッジ・ヴァンガードでの演奏がそれらの出来事の中でも特に特別なものであることを強調するために、私はこれをハプニングと呼んだ。」と語っている。
本作はクレイトンにとって、ブルーノートからリリースする初の作品となる。ブルーノートのドン・ウォズ社長は彼について、「ジェラルド・クレイトンは今日活動する中で最も優れた個性的で革新的なピアニストの一人です」と話す。「彼はロイ・ハーグローヴからチャールズ・ロイドまで、さまざまなジャズの伝説とのレコーディングを経験していて、また、ハーモニーの達人でもある彼のソロ作品は、想像力に富んだ好奇心が旺盛で、とても面白いと感じています。私たちは彼をブルーノート・ファミリーに迎えることができてわくわくしています。」とコメントを出している。