ピアノデュオ「花*花」の新曲「乾杯のうた」のミュージックビデオ公開

2020.5.27 12:00

この度、5月27日発売の20周年記念アルバム「ALL TIME BEST & NEW 2×20(ニカケルニジュウ)」に収録される新曲「乾杯のうた」のミュージックビデオが公開された。

楽曲はタイトルの通り、「いろいろあるけどみんなで楽しく乾杯しよう。人生まだまだおもしろい」というハッピーなメッセージが込められた曲。当初は居酒屋にファンの人たちも集めてメンバーと盛り上がっている映像でビデオを作る計画であったが、このコロナ禍の中、企画変更を余儀なくされる形になった。メンバーの発案で企画を180度切り替え、花*花の二人はもちろんのことバックバンドのメンバー、そしてファンも全てステイホームで映像を撮ることになった。

まず、5月初頭にファンの部屋飲み映像と写真をホームページで募集したところ、延べ200個の映像画像が集まった。そこに追加する形で、5月17日の16時に対面式コミュニケーションアプリのZOOMでメンバーと一緒に乾杯しようとファンに呼び掛けたところ、約100名のファンがネット上に集結した。

ミュージックビデオは、花*花の二人が「これ、撮れてんのかな~」「でもレコーディングマーク点いてるからダイジョブや」と二人が慣れないアプリを操作する声からスタート。二人の「かんぱ~い」という緩い発声をきっかけにイントロが始まる。そこに一人一人バンドメンバーがそれぞれの家から演奏に加わってくる。いつの間にか一般のファンやその家族、ペットまでが参加して、画面がどんどん分割されていくという映像だ。

子供を抱っこしたお父さん、ラブラブなカップル、おばあちゃんと孫、みんな思い思いの乾杯スタイルで乾杯している映像がそこに詰まっている。また映像の中には、その姿からは予測できない美しい歌声と、パワフルなダンスで人気上昇中の平川美香はじめ、ティーナ・カリーナ、アシガルユース、ワタナベフラワーのクマガイタツロウなど、彼女たちを慕うアーティストたちも友情出演している。それぞれがステイホームで別々の空間にいて撮影された映像。しかし、その空間がデジタルという無機質な結び目を越えて、「気持ち」で繋がっている。むしろアナログな温もりを十分に感じられる映像が出来上がったといえるだろう。

映像監督はB’z、DREAMS COME TRUE、桑田佳祐、クラムボンなどのMVも手掛ける鬼才映像作家・映画監督の高木聡が手掛けた。

緊急事態宣言は解けたものの、殺伐とした事件も加わってまだまだ自粛ムードで先行きの見えにくいこの時代。「乾杯のうた」は一見、そんな時代には脳天気に聞こえるタイトルだ。

しかし、このミュージックビデオはむしろこの時代に必要な、人と人とのフィジカルな繋がりの大切さを思い出させてくれる内容になっている。

「ここに来るまでそれぞれお疲れちゃん まあちょっとここらで寛いでいこう」と優しく語りかけてくれる彼女らの声は、昨今、街で聴かれることは少なくなったのかもしれないが、絶対忘れてはいけない時代のキーワードなのかもしれない。

【おのまきこコメント】

ファンの皆さんやスタッフに感謝しかありません!!
何回も何回も見て、ニヤニヤが止まりません(笑)
リアル乾杯できる日まで、何回も見て乾杯のシミュレーションしておきます!

【こじまいづみコメント】

これは!アカン!泣く!
なんてまあ、温かく、楽しく、優しく、面白おかしい映像でしょう。
何度見てもまだ冷静になれず、途中で涙が出てきてしまいます。
もう、私の葬式の時にもこれ流してほしいです!!(笑笑)

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