RAZORS EDGEなど4バンドによるチャリティーソング「EVERYDAY, THE NEW DAY」配信開始
2020.4.9 19:20
RAZORS EDGE / BURL / THE→CHINA WIFE MOTORS / THE SKIPPERSの4バンドによるチャリティーソング「EVERYDAY, THE NEW DAY」が4月8日より配信を開始した。この楽曲に関わる収益の全ては大阪のライブハウスPangeaへ寄付される。
今年3月11日、ライブハウスPangeaにて毎年開催されていた東日本大地震のチャリティー公演「DON’T FORGET 3.11」(RAZORS EDGEとPangeaが毎年開催している無料ライブ)が、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、延期となった。しかし、これはほんの一例で、この頃からライブハウスに限らず、コンサート自体の中止や延期が増えていった。
このままではライブハウスは開店休業状態。ライブが1本もないままでは、経営が厳しくなるのは目に見えているし、現にそうなっている。そんな状態を目の当たりにした上記のバンドが、何もせずにいられるわけがなかった。「少しでもライブハウスの負担を減らせたら」という思いを持った4つのバンドのメンバーは、イベントを開催するはずだった3月11日にPangeaへ集まり、ライブの代わりにレコーディングを行った。名前にとらわれがちではあるが、ライブハウスでレコーディングを行うことは決して珍しいことではない。
レコーディング当日は、それぞれのバンドがその場でアイデアを出し合い、すぐさまセッションし、今まさに進行している危機に対する思いを綴った歌詞を乗せ、1日でレコーディングを終えた。そうやって生まれたのが今回配信された「EVERYDAY, THE NEW DAY」。楽曲からヒリヒリした空気感がにじみ出ているのは、こういった経緯によるものだ。