沖縄をルーツに持つ日系3世ペルー人アーティスト・Kenji Igeiが日本とペルーを繋ぐ絆を歌った作品を発表
2019.12.30 16:45
ペルー生まれのウチナー系(ルーツは沖縄県宜野座村)3世のシンガーソングライターKenji Igeiが、日系人の絆をテーマにしたアルバム「Uchinanchu yaibin[ウチナーンチュヤイビン]」を2020年2月26日に日本でリリースする。
ペルーを中心に活動をするKenji Igeiは、2018年ペルーで開催された若者ウチナーンチュ大会に自身のオリジナル曲「島愛さウチナー」が起用され(※本作では「ありがとう、おじぃおばぁ」というタイトルで音源化)、同大会に招聘された 沖縄出身のバンド・HYとも共演。またKenjiはデザイナーとしても活躍し、2019年はペルー日本人移民120周年に当たる年で、周年を記念したシンボルマークをデザインした。
そのデザインのインスピレーションとなったのが日系人としての誇りを歌った自身の曲「Somos Nikkei[We are nikkei]」で、全世界の日系人に向けて、今回スペイン語バージョンと英語バージョンで本作に収録されている。
2019年には在ペルー日系金融機関のAbacoのオフィシャルアンバサダーにも就任し、ペルーでの先行発売を記念して2019年12月19日にAbaco主催で開催された発売記念イベントでは、日系人としての彼のアイデンティティを形成する祖父母、日本、そしてペルーに対する想いを込めた作品についてトークするなど、日本とペルーとの架け橋となる活動を行っている。
こうしたペルーでの盛り上がりを背景に、この度2020年2月26日に彼のルーツである日本でのリリースが決定した。
彼のルーツである沖縄のシンボル「首里城」焼失のニュースを受け、2020年2月にペルーで開催される首里城復興チャリティーイベントへの出演も決まっている。