レキシ、最高にCOOLでROCKな「アナザーレキシツアー」“ラストギグ”大盛況で幕

2019.12.23 21:45
レキシ、最高にCOOLでROCKな「アナザーレキシツアー」“ラストギグ”大盛況で幕サムネイル画像!
カメラマン:聖徳太郎(田中聖太郎)

先月11月からスタートしたレキシの全国ツアー「レキシTOUR 2019 アナザーレキシ 〜あなたの知らないレキシの世界〜」のツアーファイナルが12月21日(土)、福岡サンパレス ホールで開催された。

今年1月には横浜アリーナ2DAYS公演、5月には各公演で豪華ゲストを招いた全国ツアー「特別公演 〜豪華絢爛レキシ歌絵巻〜」で全国8都市10公演を完走後、早くも今年3回目となる全国ツアー開催となった。

今回のツアー「アナザーレキシ 〜あなたの知らないレキシの世界〜」はタイトル通り、これまでのレキシとは違う、誰も知らなかったレキシライブがテーマ。ツアービジュアルで解禁された、革ジャン&サングラスのロックビジュアルから様々な憶測を経てようやく本日ツアーファイナル(ラストギグ)を迎えた。

ラストギグの会場は2DAYS初日に続き完売となった福岡サンパレス ホール公演。オープニングではステージ上に透過スクリーンが投影されイントロで会場の手拍子を煽ると、スクリーンに突如登場した歌詞のタイポグラフィーの映像美と4つ打ちのエモーショナルなアレンジで「Takeda’」がスタート。その勢いのままスクリーンが幕をあけると、革ジャンとサングラスに身を包んだレキシとバンドメンバーが露わになり大歓声が巻き起こるなか、ロックナンバー「SHIKIBU」、「甘えん坊将軍」を立て続けに披露。「センキュー福岡、最高だぜ。ざわつく最終日、クールだぜ。」とこの日最初のMCもロックに決め、その後のキャラも完全ロックスターに定めたスタイルで「Good bye ちょんまげ」、「KATOKU」、「妹子なぅ」のロックナンバーで会場をホットに盛り上げた。

中盤では、昨年NHK Eテレ「みいつけた!」に楽曲提供した「ひみつのヒミコちゃん」、アダルトなアレンジで大人のロックを響かせた「どげんか遷都物語」、「僕の印籠知りませんか?」、息を呑むセッションを魅せた「salt & stone」など怒涛のライブパフォーマンで会場の熱気を高めていった。

本編後半では、ふたたびステージに透過スクリーンが登場。「レキシ ト ア・ソ・ボ」のインストセッションではサイケな映像美でクールダウンさせると、レキシネーム“楽市子楽座”(青葉市子)の朗読によるストーリー映像が上映。”あなたは武士“のキメ台詞から再びスクリーンの幕があがり、ロック風な着物に装いを変えたレキシが登場。「きらきら武士」、最後の「KMTR645」ではイルカが客席の宙を舞い本編が終了となるが、レキシとメンバーは時間節約のためステージ上に残ったまま会場の手拍子を煽りアンコールに突入。

アンコールでは、人気グッズ「INAHO」がLEDをまとったニューバージョン「光る!INAHO」の話に及び、発光する稲穂が蛍の光のように会場中を幻想的な雰囲気に包みこみ、アンビエントなピアノにリアレンジされた「狩りから稲作へ」のイントロがスタート。歌詞の朗読も交えた荘厳なアレンジと稲穂のネオンに会場が染まった。曲中盤からは通常のライブアレンジに戻り数々の脱線と定番のコール&レスポンスで締めたかと思いきや、突如レキシが憤激し一旦ステージから全員退場するという寸劇を披露。無人となったステージには映像が上映された。

その結果、セーラー服の女装姿に身を包んだレキシとバンドメンバーがステージに再度登場。黄色い声援も飛び交うその異様な出で立ちのなか、そのまま「狩りから稲作へ」の演奏に戻ると、続くラスト曲「LOVE レキシ」でピースに締めくくり、序盤のロックスタイルの記憶が遠のくほど濃密な大団円を迎えた。結局は爆笑のレキシらしさ満開の約3時間にわたる“ラストギグ”が幕を閉じた。

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