シンガーソングライター・琴音、高校生最後のツアーは全会場SOLD OUT

2019.12.23 12:00
シンガーソングライター・琴音、高校生最後のツアーは全会場SOLD OUTサムネイル画像!
カメラマン:ヤオタケシ

17歳シンガーソングライター琴音が高校生最後の全国ツアーの東京公演を超満員のVeats Shibuyaで行った。

このツアーはテレビ東京系ドラマBiz「ハル ~総合商社の女~」オープニングテーマとなったセカンドシングル「白く塗りつぶせ」をツアータイトルに名古屋・新潟・仙台・大阪・福岡・東京の6か所7公演すべて即日完売となっている。

定刻の17時を少し過ぎたころ客席後方までビッチリ埋まった客席の照明が落ちたなか大きな拍手に迎えられ琴音が一人ステージに登場。アコースティックギターを抱えると1曲目『Aries』の弾き語りからスタート。静寂の張りつめた空気感で自らつま弾くギターと緊張感のあるボーカルで客席の意識が集中していった。

1曲目が終わり照明が落ちると神秘的なSEのなかバンドメンバーが登場。その音から続くように今年の夏にリリースした1stシングル「今」へ。この曲はメジャーデビューした琴音の方向性を位置づけ、唯一無二の存在へと向かわせるターニングポイントとなった。ダイナミックな展開のサビでの圧巻のハイトーンボイスは一聴で聞く人を捉えるキャッチーさと、17歳ならではの葛藤を歌う歌詞が印象的。バンドから一転2018年インディーズリリースした『願い』はピアノと琴音のボーカルだけで表現。今回のツアーはバンドサウンドとアコースティックの両軸で構成されていて、その曲の特性を最大限引き出すサウンドメイクとなっていることも特徴だ。

後半のMCで琴音は「地元新潟で活動をしていた時に良くしていただいたミュージシャンの先輩がいまして。その方の音楽はもちろん人と接する態度や思いやりの気持ちなどを尊敬して、あんな風になりたいという思いからその方が身に着けているものを真似てみたりしていました。でも最近、身なりを真似ることがその方に近づくことではないように思えてきました。その先輩への手紙のような気持ちで歌詞を書きました。そして、来年公開の映画「渋谷シャドウ」の主題歌として書き下ろした曲です。」と話し、未発表の新曲「あなたのようになるために」をパフォーマンス、さらに最新シングル『白く塗りつぶせ』を披露して本編を締めくくった。

高校生最後となる2ndツアーは28日に追加公演の東京・Veats Shibuyaでファイナルを迎える。

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