上白石萌音「一縷」(いちる)配信シングルとしてリリース
上白石萌音の新曲「一縷」(いちる)が10月14日(月)に配信シングルとしてリリースされることが発表され、ミュージックビデオのショートヴァージョンと、ジャケット写真が公開された。
「一縷」はRADWIMPS 野田洋次郎が初めて上白石萌音のために作詞・作曲・プロデュースを手掛けた楽曲。さらに主演 綾野剛、杉咲花、佐藤浩市という豪華出演者による映画「楽園」(10月18日公開)の主題歌としても、注目を集めている。
ミュージックビデオは、映画『64-ロクヨン-』など大ヒット作を世に送り出し、今回映画「楽園」の監督を務めた瀬々敬久(ぜぜたかひさ)が監修、「楽園」助監督の海野敦(うんのあつし)がディレクターを務めるなど、映画の製作チームによって制作された。
撮影が行われたのは、今年7月。作詞・作曲を務めた野田洋次郎が、実際にこの映画を見てから「一縷」を書き下ろしたことを聞いた瀬々が“上白石萌音を、映画の原風景の中に立たせたい“と願い、映画の中でも最も象徴的なシーンとして描かれるY字路など、長野県に実在する映画のロケ地を中心に撮影を敢行。
また、ミュージックビデオは、実際の映画の映像と新たに撮影した映像で構成されており、実際の映画のロケ地で上白石が見つめる先に、綾野剛と杉咲花の映画のシーンを使用するなど、随所に映画とのコラボレーションがちりばめられ、映画には出演していない上白石と、映画「楽園」の登場人物達がお互いを見守っているような内容に仕上がっている。
【上白石萌音コメント】
瀬々監督をはじめ映画「楽園」を製作されたチームの皆さんが集まって、このミュージックビデオを作ってくださいました。映画の中でとても印象的だった場所を訪れることが出来て、とてもメモリアルで、光栄で、一生私の中に残る経験でもありました。
ミュージックビデオを撮影しながら何度も「一縷」を聴きましたが、初めて聴いた時の心が震える感じや、初めて声に出して歌った時の感動が変わらないんですよね。(野田)洋次郎さんが「この映画の最後の小さな光になれるような、そんな曲に出来たらいいね」そう願って書かれた言葉が持つ力や、音を聴いて琴線に触れる感じを、ずっと感じることが出来ました。
辛いことや理不尽なことがあっても、そよ風みたいに心を浄化してくれる曲だと思うので、ぜひ繰り返し聞いてそのメッセージを受け取ってください。そして大切大切に撮影しましたので、楽しんで観ていただけたら嬉しいです。
【瀬々敬久コメント】
出だしの言葉の強さ、それを発する声、透明さの中にある決心のようなもの。初めて聞いた時、まずそこにグッと来ました。野田洋次郎さんと上白石萌音さんによるこの曲は映画に「希望」を与えてくれたように思います。でも、それはのっぴきならない場所から始まったのではないでしょうか。歌詞の中にある「荒野」、『楽園』というタイトルを考えた時、奇しくも浮かんだ言葉です。「荒野」と「楽園」は表裏一体。「楽園」は自分たちで作るしかない。優しいようでいて、切り拓こうとする魂、まさにそういう曲です。ありがとうございました。