前田敦子、“絶叫遊具”で「大変なことになりました」と告白
ウズベキスタンで全編ロケ撮影された本作は、観客も一緒に異郷を旅しているようなシルクロードの美しい風景の中で描かれる旅の物語。“舞台で歌う”という夢への情熱を胸に秘めたテレビリポーター・葉子(前田敦子)が、番組のクルー(加瀬亮、染谷将太、柄本時生)と取材のためにウズベキスタンを訪れ、異国での様々な出会いによって成長していく姿が描かれる。
トークでは、首都の大きな遊園地の中に見つけた“絶叫遊具”が話題にあがった。テレビリポーター役の前田がその“絶叫遊具”を体験リポートするという設定だが、黒沢監督は「『本当に、これ、遊具なの?』という、なかなかのたたずまいで……」と表現し、プロデューサーが試しに乗った瞬間に絶叫したというほどスリリングな遊具だったそうだが、合計4回も乗ったという前田は「ぜひ、乗ってみてほしいです、みなさんに」と苦笑い。「大変なことになりました」とも。「(絶叫体験を)共有してくれたのは、撮影の中でも一緒に乗った加瀬さんだけです。みなさんは絶対に乗ってくれなかったので」と恨み言?をこぼす一幕も。
前田がコメントの中で触れていた加瀬は、「テストで前田さんが乗ったときに、すごい顔をして降りてきました。涙が止まらない様子だったのですが」と告げ、「最初は、大げさだなと思っていました」と続けた。すると、前田は「ひどいです!」と笑いながら加瀬を糾弾。しかし、加瀬は「乗ってみたら、1回で十分という感じでした」と感想を言葉にした。
染谷は「乗っちゃうと共感しちゃうじゃないですか。『可哀そうだな』と思ったらダメなので」と、役作りに徹したそう。柄本は、「僕はちゃんと観ていました。大変そうだなというのは分かりました。それだけ分かればいいじゃないですか」といい、「乗りたくはなかったですね」と本音をこぼして笑いを誘った。
イベントでは、前田が観光大使を務めるウズベキスタンのガイラト・ファジーロフ駐日大使も出席し、前田と黒沢監督に花束を贈呈した。最後、あいさつのためにマイクを持った前田は、「大切な、大切な作品なので、みなさん、どうかよろしくお願いします」とメッセージを送った。