霜降り明星・せいや、鼻歌で“絶対に秘密”な仕事がバレる

放送開始から52年目を迎えているニッポン放送の看板深夜番組「オールナイトニッポン」（月曜日〜土曜日の深夜1時〜3時）では4月より、水曜日のパーソナリティを乃木坂46（メインパーソナリティ・新内眞衣）が、金曜日のパーソナリティを三四郎の2組が担当。

通称“2部”と呼ばれる「オールナイトニッポン0（ZERO）」（月曜日〜木曜日、土曜日の深夜3時〜4時30分／金曜日の深夜3時〜5時）では、新たに、佐久間宣行（テレビ東京プロデューサー）が水曜日を、井口理が木曜日を、霜降り明星が金曜日を担当。Creepy Nutsが引き続き火曜日を、毎月1回土曜日を担当していた伊藤健太郎が月曜日を担当する。

「オールナイトニッポン0（ZERO）」で水曜日のパーソナリティを3年間、担当してきた新内は、「乃木坂46として水曜日の1部にお話をさせて頂けることになり本当に感謝しています」とにっこり。新内は昨年3月まではニッポン放送の関連会社でOLとして働き、乃木坂46を兼任していたが、「働いていたからこそ、ことの重大さをひしひしと感じています。責任を持って1部の枠をやらせて頂きたいと思います」と意気込みを言葉にした。

ただ、新内は「オールナイトニッポン」のパーソナリティを担当することを知ったのは、前々日の乃木坂46の全国握手会終了後だったそう。「私もまだ動揺しているといいますか、ことがよくわかっていないのですが」とするも、「1部にあげて頂くことはすごいことなので、がんばりたいと思います。乃木坂46だけではなく、坂道グループもリリース週に合わせて（ゲストに）来てくれたら、もっと、もっと、盛り上がるのではないかなと思っています。若い子の声も届けられるようにがんばっていきたいです」と声を弾ませた。

三四郎には、報道陣から、2人が担当する「オールナイトニッポン」の裏では、お笑いコンビ・バナナマンがパーソナリティを務めるラジオ番組「金曜JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD」（TBSラジオ）が放送されていることについての質問が飛んだ。

相田周二はクールな表情を作って「自分らがやることをやるだけですね」とボケを見せたが、すぐに真面目な顔つきになり、「大先輩のラジオ（番組）なので。……僕らはいつも通りやるだけなので、そこまで意識することはないです」と本音。小宮浩信も「実感があまりないです」、「すごいラジオ（番組）すぎて、あまり意識できていないです」と同意していた。

伊藤は、「今まで“月1”でやらせて頂いていたのですが、僕もラジオが大好きになりました。お話を頂いてすごく嬉しかったので、引き続き、楽しくやりたいです。音楽を流すのが好きなので、何も変わらずに“週1”でやっていきたいなと思います」と目を輝かせた。

Creepy NutsのDJ松永は、「2年目となります。HIP-HOPのアーティストがオールナイトニッポンのパーソナリティをやらせてもらうこと自体が有難いです。毎週、自分の好きなHIP-HOPをかけることができ、HIP-HOPの生々しい話ができることはすごく貴重です」と実感を込めて心境を紹介。R-指定は「なかなか深夜ラジオの世界に登場しないような、言葉や、音や、人物をご紹介したいなと思います」と声を弾ませた。

テレビ東京プロデューサーの佐久間氏は、「この年になって夢が叶うなんてことがあるのだなと思います」と喜びを表した。「オールナイトニッポンのディレクターをずっとやりたくて、まさか、演者で」とも。

ニッポン放送は、フジテレビも含まれるフジ・サンケイグループの会社だが、佐久間氏は、「ニッポン放送からオファーをもらって、（テレビ東京の）社長のところに（話を）持っていきました。そうしたら、社長が『お前、ラジオ好きだったもんな』と快諾してくれました。僕はニッポン放送（の採用試験）に落ちて、テレビ東京に行ったので」と経緯を説明。「うちの会社は奇特な会社なので、みんな喜んでくれています。『夢が叶ったな』と言ってくれています」と笑顔を弾けさせた。

井口は「僕はストレスが体に出るタイプで、昨日、飲んでいたのですが、鼻がむずかゆくて『花粉症かな』と思う症状が出ました」と話し始め、「今日も（ニッポン放送の最寄りの）有楽町駅を降りてからお腹が痛くなってしまいました。『ニッポン放送か……』みたいな。ネームが強すぎるなと思いました」と告げ、ニッポン放送の隣にビルに入ってしまったエピソードを笑い話として語った。また、メンバーから「『死ぬ気でがんばれよ』みたいな感じで」と激励されたことも明かした。

霜降り明星は、昨年、漫才コンクール「M-1グランプリ」にてコンビで優勝し、さらに数日前には、粗品が“1人芸日本一”を決定する「R-1ぐらんぷり2019」にて優勝を飾っている。

せいやは、「オールナイトニッポン」のパーソナリティに決定したものの、発表イベントが開催されるまで「周りには絶対、秘密」にするように強く言われていたことを告白。「でも、ことあるごとに、鼻歌で（「オールナイトニッポン」のテーマを）歌っていたらしくて、『お前、絶対、決まったやん。オールナイトニッポン！』と言われました。やっと言えます。ずっと言いたかったので」と嬉しさを爆発させた。粗品は、お正月にラジオの生放送に初めてチャレンジしたことを振り返り、「4月から毎週できることを楽しみにしています」と目を輝かせた。