稲垣吾郎が再びベートーヴェンに挑む!待望の再演で剛力彩芽と共演
「運命」(交響曲第五番)、「田園」(交響曲第六番)、「エリーゼのために」、「悲愴」など、聴力を失いながらも数々の名曲を残し、後世の音楽家達にも多大な影響を与えた“楽聖”ベートーヴェン。その波乱と苦悩の人生を新しい視点と意欲的な演出&音楽表現で描き出し、絶賛を浴びた舞台『No.9-不滅の旋律-』が、初演から3年を経て、ついに再演を果たすことが分かった。
ベートーヴェンを演じるのは、初演に続き今回も、稲垣吾郎。2015年の初演では、幼少期の父親からの暴力、母の死、貧困と孤独、報われぬ想い、そして音楽家にとって致命的ともいえる聴覚障害など、多くの困難に見舞われ、偏屈な激情家と化した天才が持つ人間味溢れる様々な面を、文字通り全身全霊で熱演し、観客を魅了。「ハマり役!」「ベートーヴェンが降りてきたかのよう」と絶賛された。3年を経て、新たな地平にさらなる立つ今、さらにどんな深化&進化を見せるのか注目が集まる。
ベートーヴェンを支える架空の人物、マリアの役で新たに出演するのは剛力彩芽。折しも、ベートーヴェンが活躍したのは、フランス革命と新時代の英雄ナポレオンの台頭がヨーロッパの貴族社会を揺るがし、さらにはナポレオンの没落によって、保守・反動体制へと大きく舵が切り戻された時代。そんな中、失いゆく聴力への焦りと絶望を抱えながらも、音楽で新しい時代を切り拓き、ともに生きる喜びを讃えた芸術家の姿は、今を生きる私達の道標ともなるだろう。
稲垣ベートーヴェンの世界を構築したのは、総勢130名のキャストで、壮大かつ壮絶な人間ドラマを紡ぎ出した舞台『ジャンヌ・ダルク』を手がけた、演出の白井晃、脚本の中島かずき(劇団☆新感線座付き作家)、音楽監督の三宅純という最強トリオ。新たなメンバーも加わって、天才作曲家の波乱の人生と彼が生み出した珠玉の調べが響き合う、交歓のシンフォニーに期待が集まる。
舞台『No.9-不滅の旋律-』は、2018年11月11日(日)~12月2日(日)TBS赤坂ACTシアターにて上演されるほか、12月には大阪公演、2019年1月には久留米公演も開催される予定だ。