SUGIZO HIDEさん亡き後X JAPAN加入を「1年くらい考えた」
27日に放送されたテレビ朝日系「関ジャム 完全燃SHOW」に出演したSUGIZOがX JAPANについて語った。
LUNA SEAのギタリストとして活躍する一方、2009年からX JAPANに加入したSUGIZOは、1998年にHIDEさんが急逝し、2008年にX JAPANが再結成するときにメンバーとして声をかけられたという。
インディーズ時代からHIDEさんと兄弟のような関係だったというSUGIZOは、「正式メンバーになってほしいって言われてはいたんですけど、そもそもHIDEさんの後釜のプレッシャーなんか耐えられないと思ったから、断っていたんです」と振り返った。
続けて「もちろん1番混乱するのはファンのみんなだと思うし」と話し、「90年代のHIDEさんが生きていたあの伝説の時代を再現するためだったら僕は必要ないだろうと思っていたんです」と当時の心境を明かした。
そして、「ただ、YOSHIKIさんもToshlさんもX JAPANを過去のものにするんじゃなくて、今を、そして未来を見たいと。新しい曲をやっていきたいし、新しい活動をしたい。そして世界に出たいと。そのためにはやっぱり生身のリードギタリストが必要だと」と、メンバーと話し合ったと語った。
さらにSUGIZOは「1年くらい考えたんです、客観的に」として「まずは、X JAPANの規模のリードギタリストを担うとすれば、やっぱりスタジアムやアリーナクラスの経験が豊富じゃないと厳しいと思って」と大規模でのライブの経験が必要だと話し、「ヘビーメタルとして相当スキルが必要なんですね。正確なテクニックを持った人じゃないとできない。できれば生前のHIDEさんをはじめ、メンバーとの友情とか人間関係があったらなお良いと思ったし、何よりもX JAPANというからには日本人であるべきだと思って」と考え、「SUGIZOしかいないなと客観的に思ったんです」とバンド加入を決めた経緯を振り返った。
SUGIZOは「なので、新しいX JAPANの曲は今の僕のスタイルでトライして演奏続けてるんですけど、90年代以前の過去の曲というのは、僕は本当にHIDEさんのチャネラーのように」「一切個性は消したくて。HIDEさんが僕の体を通して弾いてくれてるようなイメージでトライしてますね」と明かした。
最後にSUGIZOは「往年のXファンからしたら僕なんて異物感しかないわけ。だから10年経ってもやっぱり批判的な意見はありますし。でも実際今は、もう僕がいないとやっぱりライブはできないので」「僕のこと嫌かもしれないけどライブ見たいならしょうがないじゃんって」と話した。
HIDEさんについては、以前テレビ番組に出演したZIGGYの森重樹一が、些細なことがきっかけでケンカにり、ホテルのワンフロア全てを弁償する騒ぎになったのだと明かしていた。