ディーン・フジオカが復讐に燃え、中谷美紀は主婦、菜々緒は“悪魔”、嵐・二宮は外科医に!…2018年春ドラマを主題歌と共にチェック!【後編】
新年度が始まり、楽しみにしている人も多いであろう2018年4月スタート春ドラマ。そのラインナップがほぼ出そろい、それと同時に注目を集める主題歌も続々発表されている。今回は、注目のドラマとその主題歌を紹介しよう。
【木曜日】
◆フジテレビ系「モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―」
4月19日 夜10時~
出演:ディーン・フジオカ、大倉忠義、山本美月、新井浩文、高橋克典ほか
このドラマは、愛、将来、自由、仕事、自尊心、すべてを奪われた実直な主人公が、自らを陥れた男たちに復讐し、彼らの人生そして運命の歯車を一人、また一人と狂わせていく復讐劇『モンテ・クリスト伯』が原作。日本では『巌窟王(がんくつおう)』としても知られる名作が連続ドラマとして現代に蘇る。同作品で主演を務めるディーン・フジオカは連続ドラマ単独初主演。今作では、冤罪で地獄に突き落とされた環境から何とか這い上がり、自らを陥れた者たちへ“復讐”をしていく、まさに鬼と化した主人公・柴門 暖(さいもん・だん)を演じる。
主題歌:DEAN FUJIOKA 「Echo」
同ドラマの主題歌は、主演も務めるDEAN FUJIOKAの楽曲「Echo」だ。絶望の淵に立たされた主人公が“復讐心”を抱くに至った過去への嘆きや、“運命”が自分を何故今生かしたのかといった主人公の心情だけでなく、ドラマのストーリーの謎を紐解くような要素を歌詞にとじ込めた楽曲は英語詞で表現されていると言う。DEAN FUJIOKAの繊細かつ力強い息づかいと声で歌われる叙情的なメロディーは、クラブシーンとポップスを融合させた楽曲となっており、俳優として、ミュージシャンとして世界を舞台に活躍するDEANの魅力が詰まった作品に仕上がった。
【金曜日】
◆TBS系「あなたには帰る家がある」
放送中 夜10時~
出演:中谷美紀、玉木宏、ユースケ・サンタマリア、木村多江ほか
同ドラマの原作は、直木賞作家・山本文緒が1994年に発表した同名の長編小説。「夫婦」という普遍的なテーマをリアルかつドラマチックに描き、多くの反響を呼んだ人気作だ。ある2組の夫婦の日常に潜む、不満やすれ違い。誰もが共感できるリアルな生活を基にした大人の群像劇でありながら、次々と起こる予想外の展開から目が離せなくなりそうだ。また、クスッと笑えるユーモラスな「夫婦あるあるネタ」も満載。まさに、TBS伝統の金曜ドラマ枠らしい“大人が楽しめる”ドラマとなると言う。主人公は、結婚13年目の主婦・佐藤真弓で、演じるのは中谷美紀。一人娘の中学受験が無事終わり、子育てにひと段落した真弓は、学費などで圧迫された家計を助けるべく、十数年ぶりに仕事に復帰しようと決意する。
主題歌:Superfly 「Fall」
同ドラマの主題歌を務めるのはSuperfly。新曲「Fall」は、ジャズを Superfly流に解釈したという、スウィング感とブラスサウンドが印象的な楽曲だ。このドラマのコンセプトである「夫婦は家族だけど、他人」というテーマや、誰の日常にも潜む「落とし穴」というドラマのストーリーに沿ったイメージをもとに制作を進め、予想だにしていなかった出来事によって一気に心拍数があがり、予測のつかない展開を感じさせるスリリングさを、テンポの良いストーリー展開に合わせて、疾走感のある楽曲で表現していると言う。
【土曜日】
◆日本テレビ系「Missデビル 人事の悪魔・椿眞子」
放送中 夜10時〜
出演:菜々緒、佐藤勝利(Sexy Zone)、木村佳乃、船越英一郎ほか
菜々緒がゴールデンプライム帯ドラマ初主演を務める今作は、新しい形の痛快オフィス・エンターテインメント・ドラマ。その豪腕から「人事の悪魔」と呼ばれる強烈なキャラクターの人事コンサルタント・椿眞子が、ハラスメントはもとより、社内恋愛のこじれ、職場の士気を下げる社員にいたるまで、どんな会社にでも起こりうる問題を大胆な手法で解決していく様を、サスペンスチックに描くと言う。
主題歌:安室奈美恵「Body Feels EXIT(from AL「Finally」)」
同ドラマの主題歌に決定したのは、安室奈美恵の「Body Feels EXIT(from AL「Finally」)」。これは今年9月に引退を表明している安室が、昨年リリースしたオールタイム・ベストアルバム「Finally」に収録されている楽曲だ。この主題歌発表に際して、主演を務める菜々緒は、自身のTwitterでこの知らせをリツイートし「きゃーーー」と喜びのコメントも添えていた。ドラマ初回放送日4月14日(土)より、「Body Feels EXIT (from AL「Finally」)」の配信も決定していると言う。
【日曜日】
◆TBS系「ブラックペアン」
4月22日 夜9時〜
出演:二宮和也、竹内涼真、葵わかな、倍賞美津子、加藤綾子、加藤浩次、市川猿之助、小泉孝太郎、内野聖陽ほか
原作は海堂尊の小説「新装版 ブラックペアン1998」(講談社文庫)。シリーズ累計150万部を超えており、「チーム・バチスタの栄光」の原点となる人気作だ。舞台となる東城大学医学部付属病院に、突如導入されることになった手術用最新医療機器・スナイプ。この最新機器を巡る疑惑をきっかけに、外科医としてのプライドを守ろうとする“オペ室の悪魔”こと(二宮和也)が、嫉妬渦巻く大学病院という巨大な組織に真っ向から立ち向かっていく姿を描く。病院、研究室、製薬会社、医療機器メーカー、そして厚生労働省などとの癒着問題や様々な不正、“ブラックペアン”と呼ばれる特製の真っ黒いペアン(止血用鉗子)に隠された過去が暴かれる、痛快な医療エンターテインメントドラマだ。
主題歌:小田和正「この道を」
主題歌は小田和正が担当。現在70歳の小田が手掛けた今作「この道を」は15作品目のドラマ主題歌となる。この曲を含んだシングルは5月2日発売予定。小田はこの楽曲について「依頼を受けた段階で音楽的にはこういう風にしようと決めていましたが、制作されているみなさんの番組に対する強い想いを伝えられていたので、曲が出来た時点でこれにどんな言葉を載せるべきかと随分迷いました。でも、いただいた資料を何度も読み返すうちに、番組に携わる人たちが主題曲に求めているものと自分が歌いたいことはきっと同じ線上にあると確信して「この道を」が出来ました。ドラマが書かせてくれた曲です。皆さんはどんな風に聴いてくれるのでしょう。」とコメントしている。