嵐・二宮和也、海堂尊原作ドラマで約4年ぶりの連続ドラ主演決定「全力で行きます!」
嵐・二宮和也が、4月期のTBS日曜劇場(毎週日曜よる9時)で連続ドラマの主演を務めることが分かった。
二宮和也主演のドラマは『ブラックペアン』。二宮が日曜劇場で主演を務めるのは初めて。また、連続ドラマの主演を務めるのは、2014年4月スタートの日本テレビ系ドラマ「弱くても勝てます〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜」以来。TBSの連続ドラマに出演するのは、2008年10月期放送の金曜ドラマ『流星の絆』以来10年ぶりとなる。
原作は海堂尊の小説「新装版 ブラックペアン1988」(講談社文庫)。日本の医療問題を、エンターテインメントを通して提起し続けてきた海堂。彼が最初に発表した小説「チーム・バチスタの栄光」の原点となるのが「ブラックペアン1988」である。シリーズ累計115万部(※2月1日現在)を突破しており、熱烈なファンを持っている。
二宮が演じるのは、天才的な手技(縫合技術)を持つ外科医・渡海征司郎。大学病院にいながら出世に興味のない一匹狼で、万年ヒラの医局員だ。手術成功率100%を誇る孤高の天才外科医である一方、その傲慢な性格と言動が周囲との軋轢を常に生んでいる。同僚からは「患者を生かし、医者を殺す」と評される、通称“オペ室の悪魔”。そんな渡海がメスを握る東城大学医学部付属病院に、他大学出身の新任の医師によって「外科医の腕を全く必要としない」手術用最新医療器具が持ち込まれ、新しい手術の形が導入されようとする。技量に左右されず誰でも扱えるという心臓手術用の医療機器に、外科医として手術の工程の一部を本当に任せることが出来るのか? この技術導入に裏はないのか・・・? と疑い、反対する渡海の闘いが始まる。そしてこの闘いは技術導入だけの問題にとどまらず、病院・研究室と製薬会社、医療機器メーカー、そして厚生労働省などとの癒着問題にまで発展していく。外科医としてのプライドを守ろうとする渡海が嫉妬渦巻く大学病院という巨大な組織に真っ向から立ち向かい、新技術導入を巡る様々な不正や隠された過去を
暴いていく、痛快な医療エンターテインメントドラマだ。
皮肉屋で真意がどこにあるのかつかめない渡海を、二宮がどう演じるのか? 第39回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を始め、数々の演技賞で高い演技力を評価されてきた二宮。彼の新たな一面が見られる作品となるはずだ。また、二宮は外科医を演じるのは初めて。天才的な手技を持つ役とあって、すでに手術見学などの事前勉強を始めていると言う。
渡海が医療の歴史が変わる渦の中に飛び込み闘う一方で、「ブラックペアン」と呼ばれる真っ黒なペアン(止血用鉗子)に隠された真実をめぐる駆け引きと、渡海自身が抱えるある因縁も明らかになっていく。大きな権力や、医学の限界に立ち向かっていく男の生き様を描いた人間ドラマ、日曜劇場『ブラックペアン』をお楽しみに。
<主演・二宮和也コメント>
久々に連続ドラマに出演させていただきます。毎週観てくださる方々の感情を揺さぶれるよう、全力で行きます!
初めての外科医役のため、指導の先生に付きっきりで「今、目の前で起こっている事」の説明を伺いながら、先日、心臓の手術を見学させて頂きました。初めて見る世界だったので、緊張しました。渡海征司郎というキャラクターについて、僕自身はあまりダークヒーローという認識をしていませんでしたが(笑)、長期間渡海を預からせていただくので、役とじっくりと向き合いたいと思います。
日曜劇場に出演するのは初めてですが、日曜日は家族揃って過ごすイメージなので、そういう日の最後の締めになれるように頑張りたいです。