亀梨和也、主演作「ゲームの名は誘拐」役作りに活かしたアイドルとしての経験「360度見られている…」
本作は2002年に刊行された東野圭吾の小説『ゲームの名は誘拐』(光文社文庫刊) が原作で、主人公の広告代理店の敏腕プランナー・佐久間駿介が、手掛けていた大型プロジェクトから突如降板させられたことを機に、自分を引きずり下ろした大企業の副社⻑に一矢報いるため、その娘と共謀して狂言誘拐を企てたことから始まるミステリー。⻑年にわたり世界中のファンを魅了してきた人気作だ。
舞台挨拶が始まり、客席からサプライズ登場した主演の亀梨は、“作品の魅力、台本を読んだ率直な感想は?”という質問に対して、「映像にするにあたって、これはなかなか大変だなと思う部分もあり、今回このチームでどう作っていくのかと思っていました」と切り出すと、「我々キャストもここでこういう流れが生まれますといった説明を現場で受けながらイメージを膨らませ、そこにはないものでお芝居をするということも多々ありました。出来上がりは本当に素晴らしい作品に仕上がっていたので、早くみなさんに観ていただきたいという思いでいっぱいです。本当に東京で撮れるのか!?という部分もあったので、そういったことも踏まえて観ていただいたら、またちょっと面白さがあるかもしれません」と語った。
また、お互いの印象に関しても、⻲梨と見上は早い段階から意思の疎通ができたのがよかったと語り、⻲梨と渡部は初共演ながら、プライベートでは意外な場所で顔を合わせていたと告白。亀梨は、「渡部さんとはプライベートで何度も、サウナでお会いしたこともあったりして。僕の中でも信頼感があって、キャストでお名前を見かけたときに、ああよかったと安心しました。いつお会いしても“⻲ちゃん元気~?”と気さくに声をかけてくださる方で、現場でもフランクにいろいろお話ししてくださった。お芝居では佐久間として緊張感を持って集中させてもらったので、ありがたかったです」とうれしそうに語っていた。
また、番組公式Xで募集した質問に答えるコーナーで、「佐久間と⻲梨さんとの共通点は?」という質問を受けた亀梨は、「ステージの上がって “⻲梨くん”をやっているときの、360度見られている感覚というのを引っ張り出してやっていましたね。何か考えているときも、オフィスにいる人の目がすべて自分に向けられているというぐらいの意識でやっていました」と回答しつつ、佐久間というプライドが高く自信家なキャラクターを演じるにあたり、“手を使う”ボディランゲージを意識的に取り入れたという役作りの裏話も語った。
イベントの最後には、亀梨が、「改めて、今日お越しいただき、ありがとうございます。この作品をこの環境でみていただけるのはうれしく思いますので、体中のすべてをつかって浸っていただけたらと思います。貴重なお時間ありがとうございました」と感謝の言葉を述べていた。
また、立ち去るときは見上を先に進ませて、客席に会釈をして一旦場をあとにすると、フォトセッションで再登壇し、出ていくときも見上、渡部と道を譲り、自らは前と後ろに向かってお辞儀をして手を振るという、完璧なファンサービスで素敵な余韻を残してくれた。
連続ドラマW 東野圭吾「ゲームの名は誘拐」は、6月9日(日)午後10:00より、WOWOW・WOWOWオンデマンドにて放送・配信スタート(全4話)予定だ。