仲⾥依紗『おしりたんてい』ゲスト声優きっかけで家族が和気あいあい「息子が絵本と思ったらしく…」
シリーズ累計発⾏部数1,000万部を超えたトロル原作の⼤ヒット児童書を原作にした劇場版映画の第2弾『映画おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ』が3月20日に公開。今回の映画公開を記念して、2⽉21⽇に都内映画館で⼀⾜早い“ひな祭りイベント”が実施され、ゲスト声優を務めた仲⾥依紗、キャンペーンソング『ODYSSEY』を担当したバンド・NEMOPHILA(mayu、SAKI、葉⽉、ハラグチサン、むらたたむ)が着物姿で参加した。
ステージ上には、『おしりたんてい』のメインキャラクターはもちろんの事、仲が声優を担当したスイセンや、NEMOPHILAのメンバーを模した「久月」製作による、可愛らしいオリジナルのひな人形を配置。そんな中、おしりたんていのかつての相棒・スイセンの声を務めた仲は、スイセンのイメージカラーである緑色を頭髪に加えた超カラフルでアバンギャルドな着物姿で登場し「『おしりたんてい』は絵本を息子に読み聞かせしていた思い出深い作品です。今回のゲスト出演が決まって本当に嬉しかったです」と笑顔を見せた。
今回の出演には自身の家族も反応したといい、「共有スケジュールに“おしり”と入れたら『これはお尻のトレーニングのことなの?それともアフレコのことなの?どっちのおしりなの?』と聞かれて和気あいあい」と思い出しつつ、「台本の表紙におしりたんていのイラストが描いてあったので息子が絵本と思ったらしくページを開いていたけれど、活字だらけだったのでそっと閉じていました」と息子の無邪気なエピソードも飛び出した。
さらに、完成した作品については「泣ける!」と感涙を報告し「これは大人も楽しめる作品だと思った。アニメは子供に付き合って観るようなイメージがあったけれど、これは大人だけでも楽しめる『おしりたんてい』になっています」と絶賛。演じたスイセンについては「過去と現在で二面性があって“何があったの!?”レベルで違う。そこが面白い。女の人って変わるんだなと思った」と印象を述べて「私もデビュー当時と今ではファッションが全然違うので、この20年で何があったの!?と思われるかもしれませんが…これが普通です」と自身の変化と重ねていた。
お気に⼊りのキャラクターの話題になると、仲はマルチーズしょちょうを選んで「小さくて名前も声も可愛いのに、見た目とのギャップが凄い」と理由を明かし、「私は“人生ギャップ”で生きてきたので、ギャップっていいよなと思う」とシンパシーを感じていた。
ステージには豪華なオリジナルひな壇が設置されていることもあり、ひな祭りの思い出トークも展開。温暖な地域である⻑崎出身の仲は「これは田舎あるあるですが、ひな人形と共にゴキブリが必ずいた。菱餅にくっついていたりして、どこかに潜んでいた。それを見つけてはママに駆除してもらった」と衝撃的エピソードを語り「これって現実。食べ物を置いているとゴキブリは来ます。でもゴキブリとしてはいい気分だと思う。だってレッドカーペットですからね」とゴキブリの気持ちを代弁して会場を沸かせた。
最後は仲の「おしりくん!」という呼び掛けで、おしりたんていの着ぐるみが登場。ひな飾りを囲んで写真撮影を行った。そして仲は劇場公開に向けて「台本を読んだ段階で“私、舐めてました”と謝りたくなるくらい、素晴らしいクオリティの物語でした。悪役も出てくるけれど、双方の気持ちがわかるような深いストーリーになっています。家族でもいいし、年齢に関係なくオールジャンルで楽しんで観ていただける『おしりたんてい』になっています」とアピールしていた。