大沢たかお、“挑戦だった”主演作『沈黙の艦隊』に手応え「キャスト全員の想いが詰まっています」
PrimeVideoは、Amazon Originalドラマ『沈黙の艦隊 シーズン 1 ~東京湾大海戦~』を、2月9日より240以上の国や地域で世界独占配信。今回の配信を記念して、2月8日にアーバンドックららぽーと豊洲およびユナイテッド・シネマ豊洲にて配信記念イベントが開催された。
今回配信となったのは、1988~96年に「モーニング」(講談社)で連載された大ヒットコミック「沈黙の艦隊」を原作とし、大沢たかお主演で実写化された映画『沈黙の艦隊』で描かれた“序章”とも言える物語に加え、その後、東京湾に戦いの舞台を移し日本だけでなく世界を巻き込んでいく衝撃のクライマックスまでを描く、全8話の“完全版”ドラマ。
イベントには、最新鋭の原子力潜水艦・シーバットを乗っ取り、国家反乱を起こす主人公・海江田四郎役の大沢をはじめ、国が隠す情報を嗅ぎつけ公正な報道のために奔走するニュースキャスター・市谷裕美役の上戸彩、緊迫の状況下でも冷静な決断を下す内閣官房長官・海原渉役の江口洋介ら総勢7名の豪華俳優陣が、同作で繰り広げられる激しい潜水艦戦の舞台となる東京湾から船に乗って登場した。
劇中の海戦を彷彿とさせる東京湾からのド派手な登場について、大沢は「この物語は東京湾を舞台に大海戦が繰り広げられます。今までドラマでも映画でも見たことのない凄く激しい作品になっているので、いいご挨拶ができたと思います」と感慨深そうに語り、上戸は「この東京湾で戦いが行われたと思うと感慨深かったです。大沢さんに船の上で『撮影どうでしたか?』と聞いたら、『俺は東京湾じゃなくてスタジオでの撮影だったから』と言われましたね(笑)。船での登場も楽しかったですし、興奮しました!」と船での登場に笑顔を見せた。
昨年の9月に劇場で公開された『沈黙の艦隊』の物語のその後を含んだ“完全版ドラマ”として配信を迎えることについて、大沢は「昨年映画が公開されて、おかげさまで沢山の方たちに観ていただけました。映画を観た方も観ていない方にとっても面白いドラマになっています。このために我々は数年間頑張ってきました。日本だけではなく世界の人が現代にも繋がる社会問題や情勢の問題を真正面から捉えた作品をどう受け取るのか、全く未知の状態で踏み込んできたのですごく楽しみでもありドキドキしています」と作品に込められた熱い想いを告白。そして、同作の見どころである“人間ドラマ”について、江口は「ドラマの方がより一人一人の人物を深く描いています。大沢くんが演じている海江田という役は鬼神のようです。何を考えているのか分からないようなそのキャラクターが世界各国でどのように受け止められるかが楽しみですね」と語った。
同作が日本のみならず世界へ向けて配信される意味について、主演のみならずプロデューサーも兼任した大沢は「ネットが普及した時代になって一つの作品が世界中に届くようになりました。その一方で日本人として誠実に一つの作品に向き合わないとなかなか世界に認められない時代にもなりました。その中で30年前の『沈黙の艦隊』という作品をかわぐち先生からいただいて、世界に何を発信できるのかと考え続けてきました。その思いがようやく形になりました。我々は曖昧な表現もせずに後悔もなくやり切っています。劇場で流しても遜色ないクオリティに仕上がっています。すべてが挑戦だった作品なので明日配信を迎えるのが楽しみです」と世界でも戦える作品に仕上がっていると自信を覗かせた。
さらに、原作『沈黙の艦隊』の原作者で、数々の大ヒット漫画の生みの親であるかわぐちかいじ氏から豪華キャスト陣への手紙が到着。大沢が代読した手紙には、同作の見どころと制作陣への感謝の言葉が綴られており、この思いを受けた大沢は「最初に先生にごあいさつした時に30年間大切にしていた我が子を手放すような寂しい表情をされていたことを覚えています。それが映画版を観に来ていただいたときにものすごく笑顔で出てきてくださいました。このようにお手紙をいただけたこと本当に感謝しています。ほとんど我々の映像チームの一員として参加して下さったので、いつも温かく見守っていただいてありがとうございました」と感謝の言葉を伝えた。
最後に、キャストを代表して大沢から「この作品にはキャスト全員の想いが詰まっています。一人でも多くの人に見ていただいて、ネットにも書き込んでいただきたいです。その評価が良ければ続編に繋がる可能性も高くなるかと思います。是非明日からの配信をお楽しみください」と同作を楽しみにしている視聴者への熱いメッセージを贈り、配信記念イベントは幕を閉じた。