“M-1王者”令和ロマン、映画『笑いのカイブツ』漫才指導のウラ話を明かす「完全に偶然で…」
“伝説のハガキ職人”ツチヤタカユキ氏による同名私小説を滝本監督が映画化した『笑いのカイブツ』は、世の中の不条理にもがき苦しみながらも笑いに猛進するツチヤと、その熱量に突き動かされていく人たちの姿が観る者の魂に突き刺さるヒューマンドラマ。岡山天音が主人公・ツチヤを演じ、仲野太賀、菅田将暉、松本穂香、片岡礼子ら名優たちが集結。令和ロマンが劇中のお笑いコンビ「ベーコンズ」の西寺(仲野)と水木(板橋駿谷)の漫才指導を担当した。
大きな拍手で迎えられた令和ロマンは、映画の公開記念イベントなどに出演するのは初めてだそう。高比良が「最初で最後です」と告げると、松井は「なんでだよ」と言葉にしたが、高比良が「漫才指導した映画が他にないので」と話すと「まあ確かに」と納得した。
令和ロマンが漫才指導を担当することになった経緯について、高比良は「“僕たちを見出した”みたいなニュースになっていましたけど、完全に偶然で2022年に撮っただけですから」と話し始めた。滝本監督が吉本興業に指導担当としてプロの漫才師の手配を依頼したところ、吉本興業から「こういう芸人さんがいます」と令和ロマンを紹介されたそう。ただ、松井は「優勝してなかったらさすがにこの場にいないでしょうね」とイベントへ出演はM-1優勝のおかげだと語った。
令和ロマンが漫才指導を担当したのはたまたまだったようだが、滝本監督はじめ、関係者たちはみんな『M-1グランプリ2023』で令和ロマンを応援しており、優勝したときは大喜びしたとのこと。この日のイベントでも令和ロマンの2人は「改めて優勝おめでとうございます」と祝福を受け大きな拍手を浴びた。2人は「ありがとうございます」と感謝し、松井はさっそく「すべて『笑いのカイブツ』のおかげです」「僕らが(M-1の)決勝でやったネタはすべてベーコンズのネタです」と笑いを誘った。
漫才指導の話になると、高比良は「ホントにケムリ先生の7倍くらいツッコミが上手くて。太賀さんが」と真顔でポツリ。松井は「そんなことない!」と否定したが、高比良は「(仲野の方が)だいぶ上手いぞ!」と追い撃ち。松井は「じゃーお前、太賀さんさんとM-1出ればいいだろ!」と食い下がった。高比良が「ネットニュースのサムネじゃないんだから」などと切り返すと、松井は「くるま、太賀とM-1出ます!」と記事タイトル例をあげ会場を笑いに包んだ。
また、“令和ロマンの映像作品への出演”が話題にあがると、滝本監督が松井に向かって「いけんじゃないですか。パン屋さんとか」と渾身のツッコミ。松井が「来たらやりたいですけど」と呟くと、高比良も乗っかり滝本監督と2人で「いいじゃない」「食パン屋のケムリとか」と盛り上がっていたが、松井は「何の話ですか!?」と返答に困ってしまい、一連のやり取りが笑いを誘った。
※高比良くるまの「高」ははしごだか