いよいよ終盤の『らんまん』夢の図鑑発刊に突き進む万太郎だったが…“試練”に立ち向かう姿に注目

2023.9.16 8:15

いよいよ佳境に突入したNHK連続テレビ小説『らんまん』。第24週「ツチトリモチ」では、万太郎(神木隆之介)が早川逸馬(宮野真守)と再会すると共に、新たな決断をするという展開となった。本記事では、そんな第24週の内容を振り返ると共に、第25週の注目ポイントを紹介したい。<※ネタバレあり>

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らんまん』は、高知県出身の植物学者・牧野富太郎の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。幕末から明治、そして激動の大正・昭和と混乱の時代の渦中で、愛する植物のため一途に情熱的に突き進んだ主人公・槙野万太郎とその妻・寿恵子(浜辺美波)の波乱万丈な生涯を描く。

第24週では、万太郎は図鑑発刊を目指して原稿を描き続ける日々を送っていたが、ある日、万太郎の恩人の早川逸馬が寿恵子の店にやってきたことをきっかけに、久々の再会を果たす。その後、逸馬は万太郎に永守徹(中川大志)という青年を紹介。陸軍に行くことが決まっている永守は、万太郎に図鑑発刊のための費用を支援することで、植物好きだった自身の叔父の意思を形に残し、さらに自身の“生きた証”としたいと申し出たが、万太郎は永守が帰ってくるまで待つと答え、それまで図鑑の準備を進めて標本も守り抜くと誓った。一方、竹雄(志尊淳)と綾(佐久間由衣)と2人に協力する藤丸(前原瑞樹)は、酒蔵を開くため沼津へと移り住むことを決める。そして万太郎は、国が推し進める神社合祀令によって失われつつある植物を守るため、大学を辞めることを決意するのだった。

9月18日から放送の第25週「ムラサキカタバミ」では、万太郎は自分の植物学を貫くために大学を辞職。そして時代は変わり大正12年、東京を襲った関東大震災が下町を焼き尽くし、十徳長屋も大きな被害を受ける。間一髪で持ち出した標本と共に、渋谷の寿恵子の店に避難した万太郎だが、全ての標本を救うことができず落ち込んでいた。しかし、焼き荒れた道ばたで見かけたムラサキカタバミに勇気づけられる。そして、妻の寿恵子もまた大きな決断を迫られる…というストーリーのようだ。

未曾有の大災害である関東大震災が万太郎たちを襲うという展開予告に、SNSでは「来週のらんまん関東大震災が起きるのか…」「らんまんだから辛いことがあっても悲しいだけでは終わらないと思ってます」などの声があがっている。万太郎たちは、逆風を乗り越えて夢を叶えることができるのか。『らんまん』もついに終盤だが、見逃せない展開が続きそうだ。

【放送情報】

◆NHK連続テレビ小説『らんまん
2023年4月3日(月)より放送開始
毎週月曜~土曜放送(土曜は1週間の振り返り)
総合:8:00~8:15/(再放送)12:45~13:00
作:長田育恵
音楽:阿部海太郎
主題歌:あいみょん「愛の花」
語り:宮崎あおい
出演:神木隆之介浜辺美波ほか
植物監修:田中伸幸

※宮崎の「崎」は立つ崎

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