目黒蓮、主演映画『わたしの幸せな結婚』が大ヒット！勢いそのままに俳優としてさらなる飛躍へ

昨年公開された映画『月の満ち欠け』では、恋人を思い続ける青年・三角哲彦を演じて『第46回 日本アカデミー賞』優秀助演男優賞と新人俳優賞をダブル受賞した目黒。受賞した際の心境について、テレビ番組の中で「まさか本当に受賞できるとは思ってなかったんで、ものすごく嬉しかったです」と喜びを語った一方で、「心が疲れましたね」「三角の気持ちをずっと考えながら過ごしてたんで」と役作りの苦労を振り返っていた。大ヒットしたドラマ『silent』でも、手話と表情による繊細な役作りが話題となった目黒だが、こうして日常的に作品の世界観に入り込むことで、役の細かい感情を表現することができるのではないだろうか。

そんな目黒が映画単独初主演を務める、現在公開中の『わたしの幸せな結婚』は、目黒演じる心を閉ざしたエリート軍人・久堂清霞と、家族に虐げられて育ったヒロイン・斎森美世（今田美桜）の政略結婚から始まる恋愛模様を繊細に描いたストーリー。公開後は、SNSで“複数回鑑賞した”という報告や、「もう物語全てが良すぎて涙止まらず」「最高の作品」「めっちゃ感動しました」といった絶賛の声が多く、同映画の公式Twitterアカウントでは4月10日に観客動員数161万人、興行収入21億円を突破したことが報告され、3月17日の公開開始から1ヶ月を待たずに大ヒットと呼べる盛り上がりを見せている。また、目黒が演じる“清霞”にも注目が集まっているようで、原作ファンからも「見た目が清霞そのもの」「本当に本の中から飛び出してきてて感動した」という声が相次ぐほどだ。ヒロインを演じた今田も、テレビ番組に出演した際に、色素の薄いロングヘアという役のビジュアルが目黒に似合っていると絶賛しつつ、「（役柄）そのものだし、空気感みたいなものも、『清霞だなあ』って思いましたね」ともコメントしている。

今回オファーを受けた際の心境について、目黒は公式サイトに寄せたコメントの中で、“単独主演は少し前の自分では考えられないようなことだった”と語っていたが、その主演としての在り方について、今田はテレビ番組の中で「色んな方に対して本当に丁寧な方なので、『ありがとうございます』っていう言葉を人一倍口にされる方だなっていう印象がすごくあって」と人柄を絶賛。また、東宝の映画公式YouTubeチャンネルで公開された同作のクランクアップの映像では、目黒が「みなさんの愛情をすごく感じながら、いっぱい学ぶことができました」「ここで学んだことを無駄にせずに、今後にしっかり活かしていきたいなと思います」と涙ながらに語る場面もあり、大役を務めた経験を糧に、俳優としての実力がますます磨かれていきそうだ。

社会現象級の大ヒットとなった『silent』に加え、『月の満ち欠け』や、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ！』など話題作への出演が相次いでおり、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍を見せている目黒。誠実な人柄と、役作りへの真摯なアプローチが、彼の俳優としての飛躍に繋がっているのではないだろうか。成長し続ける目黒の今後の活躍に、ぜひ期待したい。