まもなく放送開始!『らんまん』神木隆之介・浜辺美波ら“朝ドラ経験者”キャストの躍動に期待
『らんまん』は、高知県出身の植物学者・牧野富太郎の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。幕末から明治、そして激動の大正・昭和と混乱の時代の渦中で、愛する植物のために一途に情熱的に突き進んだ主人公・槙野万太郎とその妻・寿恵子の波乱万丈な生涯を描く。
【主人公とヒロイン演じる“豪華コンビ”の化学反応に期待】
『らんまん』の魅力の1つは、豊富な経験と俳優としての高い実力を兼ね備えたメインキャストの存在ではないだろうか。高知で酒造業を営む裕福な商家の1人息子として生まれながらも、植物の魅力にとりつかれ、のちに“日本の植物学の父”と称される主人公・万太郎を演じる神木隆之介は、2007年放送の連続テレビ小説『どんど晴れ』に出演したほか、子役時代から様々な映画やドラマで活躍。確かなキャリアと人気を持ち、さらに、NHKのドラマ『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』(2018年)や、映画『屍人荘の殺人』(2019年)など多数の作品で主演も務めている。こうした高い経験値を持つ神木が、今作で“座長”を務めることで、作品の魅力や完成度により磨きがかかりそうだ。
そして、神木が公式サイトに寄せたコメントの中で、“心から信頼をしている方”と語った浜辺美波が、万太郎と運命的な出会いを果たし、後に結婚するヒロイン・槙野寿恵子役に起用されている。連続テレビ小説への出演が2015年放送の『まれ』以来の2度目となる浜辺は、2017年に大ヒット映画『君の膵臓をたべたい』で「第41回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞。透明感のある演技力が高く評価されている若手実力派の1人であり、神木との夫婦役でどのような化学反応を見せてくれるのか、期待が高まる。
【“朝ドラ”出演経験を持つ若手の実力派俳優】
また、そんな2人を支える若手俳優陣の存在も見逃せない。万太郎の生家である酒蔵「峰屋」の番頭の息子であり、万太郎のお目付け役となる青年・竹雄を演じるのは、神木と公私ともに親しくしているという志尊淳だ。志尊は2018年にNHK連続テレビ小説『半分、青い。』で、漫画家のアシスタントであるゲイの青年・藤堂誠(ボクテ)役を演じてお茶の間に存在感を示したほか、話題作にも多数出演。端正なルックスと確かな演技力で人気を集め、今作での神木との共演に、SNSでは既に喜びの声が多くあがっている。
そして、気が強くしっかり者である万太郎の姉・槙野綾を演じる佐久間由衣も、2017年に放送されたNHK連続テレビ小説『ひよっこ』にヒロインの親友・助川時子役で出演した経験を持ち、“朝ドラ”に再度出演することが夢であったと公式サイトに喜びのコメントを寄せていた。連続テレビ小説への出演経験を持つ彼らの高い演技力が、『らんまん』の世界観にさらに説得力と安定感を与えてくれそうだ。
放送を間近に控え、『らんまん』の公式Instagramにアップされている神木と浜辺、志尊、佐久間の4人の写真に対して、早くも「美男美女」「始まるのが楽しみ」「この4人大好き」といった声が多く寄せられており、彼らの出演が今作の期待値の高さをあげていることがうかがえる。
【早くも注目を集める“愛”を描いた主題歌】
そんな今作の主題歌「愛の花」を担当するのは、2018年に「マリーゴールド」が大ヒットし、これまでにも、日本テレビ系ドラマ『獣になれない私たち』(2018年)やTBS系ドラマ『私の家政夫ナギサさん』(2020年)などの人気ドラマとタイアップを行ってきたあいみょんだ。今回、作詞と作曲も務めているあいみょんは「ただひたすらに愛する力を持つ、そんな主人公や主人公の奥さんと向き合いながら制作した楽曲です。」といったコメントを公式サイトに寄せているほか、主演の神木も、以前から仕事を一緒にすることのあったあいみょんについて“大切な仲間”と表現した上で、「あいみょんさんが紡ぐすてきな歌詞とメロディーに乗せて毎朝が始まると思うと心が震えます」と、期待の声を寄せている。
3月21日に放送された事前番組『もうすぐ!らんまん』や、公式Twitterで、本編に先駆けて同楽曲が公開された際には、SNS上に「優しさたっぷりの歌詞にほろり」「素適な主題歌」「朝元気が出そうな素敵な歌」といった反響もあり、あいみょんの柔らかな歌声が『らんまん』の世界観に鮮やかな彩りを添えてくれそうだ。
3月17日には、2022年後期NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』でヒロイン・舞を演じた福原遥から神木が“朝ドラのバトン”を受け継ぐセレモニーが行われ、「福原さんが紡がれてきた、積み重ねてきたものをちゃんと引き継げるように、初回スタートを切りたいです」と、今作への気込みを語った神木。さまざまな困難に翻弄されながらも、“空高く飛びたい”という夢を諦めないヒロインの姿を丁寧に描き、視聴者から好評を博した『舞いあがれ!』に続き、『らんまん』での神木ら若手実力派俳優たちの活躍が、朝のお茶の間に多くの笑顔を運んでくれることを期待したい。