目黒蓮『舞いあがれ!』柏木役を綿密な役作りで好演!視聴者の心に残る印象的なキャラクターに

2023.3.29 20:00
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まもなく最終回を迎えるNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』で、福原遥が演じるヒロイン・舞の航空学校時代の同期であり、一時は恋仲にもなるエリートの青年・柏木弘明を演じて話題を呼んだSnow Man目黒蓮。本記事では、物語の1つの山場となった航空学校編の重要なキャラクターとして存在感を示した目黒の印象的なシーンなどから、彼の今作での活躍を振り返りたい。

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『舞いあがれ!』は、ヒロイン・舞が東大阪と長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生のドラマ。目黒は、物語では序盤にあたる航空学校編に登場し、国際線のパイロットの父と、元キャビンアテンダントの母という航空一家で育ったエリートであり、完璧を目指す努力家の青年・柏木を好演した。登場当初はパイロットになるという夢を熱く語る舞に嫌味を言うなど、冷めた一面の目立つ柏木だったが、航空学校編の途中からは、舞の初恋の相手として甘酸っぱい恋模様が描かれ、恋愛面での“胸キュン”シーンにも注目が集まった。

そんな柏木の登場シーンで特に視聴者から反響を呼んだのが、舞への告白シーンではないだろうか。消灯時間を過ぎた寮内の食堂で、守衛に見つからないように隠れた机の下で偶然舞と2人きりになった柏木は、「俺、お前のことが好きだ」「岩倉と一緒にいると不思議と素直になれるんだ」と舞の目を見つめて告白。同シーンには、ネット上から「いまだかつてないほどのキュンな朝ドラ」「ストレートな告白にドキドキ」といった声があがっていた。また、その後の展開では、舞の父・浩太(高橋克典)が急逝し、舞がパイロットを諦めて工場の仕事を手伝うと決めたことをきっかけに、2人が別々の道を行くという切ない別れも描かれ、「一緒に空を目指せて幸せだった」と優しい笑顔で語りかける姿が「表情の演技が凄かった」「柏木さんの別れの演技に涙」と感動を呼んだ。

プライドが高く、嫌味な発言の目立つ初期の人物像から、恋人や仲間を思いやる青年へと成長を遂げるなど、作中で印象的な変化を見せた柏木。目黒はこの役柄について、公式インタビューの中で「最初はすごく嫌なやつです。自分でも嫌なやつだなと思いながら演じています(笑)」と語った一方で、「最初から最後までの(シーンの)感情をしっかり整理して、段階を踏んでつなげていくことを意識しています」と、感情の振り幅の大きな人物を自然に演じるための工夫も明かしている。さらに、作中での“頭が良い”という設定に説得力を持たせるために、専門用語などを勉強し、航空機の操縦体験を行ったとも振り返っており、こうした目黒の綿密な役作りが、柏木という人物をより魅力的な存在にしたと言えそうだ。

短い期間の出演でありながらも、目黒が演じる柏木の存在は多くの視聴者の印象に残ったようで、「柏木学生のサプライズ再登場に期待」「最後出てきて欲しい」と再登場を望む声も多かった。そうした声に応えるように、先日公開された最終週の予告編では、柏木が再び登場することが明かされ、ネットには歓喜の声があふれた。“空飛ぶクルマ”の有人フライトを目指す舞たちの未来が描かれるであろう物語のフィナーレで、彼がどのような姿を見せるのか、期待が高まる。

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