渡辺直美「ほんとにサイテーで、うちのダンナ」要潤バッサリ!主演ドラマ「カンナさーん!」でママ役に挑戦
漫画雑誌「YOU」に連載された深谷かほるによる同名漫画を原作とする同作は、自由奔放な“ダメ夫”と姑、理不尽な会社の上司などに振り回されながらも、ハッピー&ポジティブに生きる主人公・カンナの奮戦を描くハートフルエンターテインメント。渡辺が夫と息子に全力で愛情を注ぐアパレルブランドの雇われデザイナー・カンナを、要がカンナの夫・礼を、斉藤が礼の母親・柳子を、川原がカンナと礼の最愛の息子・麗音を、工藤が麗音の保育園の保育士・青田壮介を、トリンドルがカンナの後輩・境川翔子を演じる。
ステージに設置されたランウェイでウォーキングを披露して登壇した出演者たち。特に斉藤は、ランウェイの途中では恥ずかしそうにうつむき加減だったが、ランウェイ先端にくると、可愛らしいポージングとともにキラキラな笑顔を見せ歓声を浴びた。マイクを持つと「人生初のおばあちゃん役です。すごく楽しく演じております」と笑顔で語った。
劇中では、そんな斉藤と渡辺の“嫁vs姑対決”が繰り広げられるそう。斉藤は、「意地悪な姑という形にとらわれないように、意地悪なセリフでも、嫌みったらしいセリフでも、“自分が本当に普通にそう思っている”というところを自分の中で大事にして、慎重に演じています」とこだわりを言葉にした。「確かにこのお話はコメディだと思うのですが、会話はきちんと、“そう思っている”というリアルなものです。そこは大事にしながら、楽しく、カンナさんとのやり取りをしています」とも。そんな斉藤との共演を、渡辺は「本当に面白いです。斉藤さんも、姑さんとカンナさんとの距離感というものを考えながらやって下さっているので、私も楽しみながら撮影することができています」と振り返った。
優しくてイケメンだが優柔武断で流されやすい夫役の要は、子役の川原を抱き上げてトークに参加した。川原との“親子関係”は「完璧」といい、「礼はどんなにひどい奴でも、子どもに対しては愛情を持っているのですね。なので、親子関係をしっかり作ろうと思って、普段はなるべく話をするようにしています」と目を輝かせた。
そんな要が演じる夫について、渡辺は「ほんとにサイテーで、うちのダンナ」とバッサリ。しかし、「本当にサイテーだなというのが伝わってくるのですが、憎み切れないようなところがあったりして、みなさんの個性が爆発した感じでした」と声を弾ませた。
3歳の川原は、撮影現場では渡辺に懐いて、渡辺の姿が見えなくなると「カンナさん、どこ?」と探すそうだ。「カンナさんのどんなところが好き?」と尋ねられると、「大きいところが好きです」と回答。渡辺が「大きいところだけじゃないよね、もっといっぱいあるよね。どこが可愛いかな?」と質問すると、「いっぱいごはんを食べるところ!」と元気に答え、会場を和ませた。
渡辺は、そんな川原を「甘えん坊なところもあるのですが、実際に本番となったら半端ないです」、「本当にプロといいますか、頭が上がらないくらいすばらしい演技を、瑛都はします」と絶賛した。
同作では、渡辺は、妻であり1児のママ役に挑戦する。イベントにはハート柄のパンツスタイルで出演したが、劇中でのファッションが話題にあがると、「私は結婚もしていなくて、子どももいないので、分からないのですよ。だから、着たい服を着ているのですが、今回、麗音と一緒に自転車に乗るシーンがあって、こういうパンツスタイルがすごく楽なのです。お母さんの気持ちが分かったといいますか。こんな風に楽な恰好をしていると生活もしやすいですし、(カンナは)仕事もしているので、これが一番のお気に入りです」とママ役に挑んで新たな発見があったようだ。
渡辺は、「(カンナには)色々な困難があるのですが、それを笑顔で乗り越えていく姿に、私自身もすごく勇気をもらっています」、「ぜひともたくさんの方に観てもらいたいなと思います」とメッセージを送った。
TBS火曜ドラマ「カンナさーん!」(毎週火曜日よる10時から)は、7月18日より放送が開始される。