永瀬廉、いよいよ最終回の『夕暮れに、手をつなぐ』で見せた俳優としての実力と今後の活躍への期待
初回放送からSNSで話題を呼び、3月21日の放送で最終回を迎えるTBS系ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』。そんな同作に出演中のKing & Prince・永瀬廉は、今年11月に主演映画『法廷遊戯』が公開されることも発表され、俳優業でも波に乗っている印象だ。本記事では、俳優として勢いを増す彼の活躍とその魅力に迫りたい。
ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』は、主演の広瀬すず演じる九州の片田舎で育った主人公・浅葱空豆と、永瀬演じる“コンポーザー”としての成功を目指すものの、鳴かず飛ばずでくすぶっている青年・海野音が、ひとつ屋根の下で共に暮らす中で絆を深めていく青春ラブストーリー。まもなく最終回を迎える今作だが、既に「空豆と音のことが好きすぎて来週最終回なのがめちゃくちゃ悲しい」「確実にロスになるわ」「空豆ちゃん音くんに会えなくなるの寂しい」といった終了を惜しむ声がネットであがっており、広瀬と永瀬が演じる“空豆”と“音”という2人の登場人物が、多くの視聴者の心を掴んだことがうかがえる。
そんな『夕暮れに、手をつなぐ』の第9話では、空豆と音がお互いに違う相手に思いを寄せていると勘違いし、本来は両想いであるにも関わらず、すれ違い続けてしまうという切ない展開が描かれた。また、同話の終盤では、ファッションデザイナーとして海外で挑戦することを決めた空豆と音の別れの場面も。「忘れんで」と涙を流す空豆に対し、音が「忘れられっかよ」と震える声で返した際の永瀬の演技が「廉くんの泣き演技ほんと胸にグサグサくる」「胸が締め付けられて苦しい」と視聴者の心を震わせた。今作が本格的なラブストーリー初挑戦だという永瀬だが、演出を担当している金井紘監督は、その役作りについて“いろいろなことを事前に準備して、頭で処理しながら表現している”と公式サイトのインタビューの中で語り、指示を理解して処理するスピードや感性を絶賛していた。こうした彼の丁寧な役作りが、音という人物をより魅力的な存在にしていると言えそうだ。
また、永瀬は、今年11月10日には主演映画『法廷遊戯』の公開も控えており、同作ではロースクールに通い、法曹の道を目指す主人公“セイギ”こと久我清義役を演じる。これまで弁護士という職業とはあまり関わりがなかったという永瀬だが、撮影前には実際に裁判所へ足を運んで裁判を傍聴し、法廷での空気感や緊張感を肌で感じたことを公式サイトに寄せたコメントの中で明かしており、彼の作品に対する真摯な姿勢がうかがえる。また、杉咲花、北村匠海といった永瀬と同世代の実力派俳優の出演も発表されており、彼が俳優としてどのような成長を見せてくれるのか、期待が高まる。
デビュー後に自身の“キャラ”に迷っていた時期に、先輩の嵐・二宮和也から「廉はキンプリの俳優枠だね」と言われたことが、俳優業に力を入れる転機になったと過去のテレビ番組で明かしていた永瀬。それから着実に俳優としての経験を積み重ねている彼は、今後も存在感を発揮していくことだろう。まずは『夕暮れに、手をつなぐ』最終回で、永瀬がどのような演技を見せてくれるのか、注目だ。