ついに最終回!『星降る夜に』物語を彩った“一星”北村匠海と“深夜”ディーン・フジオカの好演

2023.3.14 20:00
ついに最終回!『星降る夜に』物語を彩った“一星”北村匠海と“深夜”ディーン・フジオカの好演サムネイル画像!
北村匠海、ディーン・フジオカ/(c)E-TALENTBANK

感情を忘れて孤独に生きる産婦人科医と、音のない世界で自由に生きる遺品整理士の青年の恋愛模様を描き、大きな反響を呼んだテレビ朝日系ドラマ『星降る夜に』。回を追うごとにSNSでも話題となった本作は、3月14日の放送で最終回を迎える。本記事では、主演を務める吉高由里子と共に本作で高い演技力と存在感を見せている北村匠海ディーン・フジオカの2人に注目したい。

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ドラマ『星降る夜に』は、吉高演じるのどかな海街の病院で働く産婦人科医・雪宮鈴と、北村演じる鈴より10歳年下の遺品整理士・柊一星が運命の出会いを果たし、愛情を育んでいくというピュアなラブストーリー。初回放送後には、TVerでの見逃し配信の総再生回数が300万回を超え、テレビ朝日のドラマ歴代最多の再生回数を記録した。その勢いは物語が進んでも衰えることなく、放送の際にはドラマのハッシュタグがTwitterでトレンド入りしたほか、鈴と一星の恋模様に対する「もう胸キュンが止まらん」「主人公2人の恋愛が盤石なところが見やすい」「年の差を感じさせないお二人にキュン」といった声も多くあがっている。

今俳優として勢いに乗り、今年は2021年に大ヒットした主演映画『東京リベンジャーズ』の続編である『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』前編と後編の公開を4月21日と6月30日に控えるなど、話題作に引っ張りだこの北村は、今作では“生まれつき聴覚を持たないが、明るく活発”という設定の一星を、手話と豊かな感情表現で演じている。3月7日放送の第8話では、急性心筋梗塞で倒れてしまった祖母を前にして感情が抑えられず、鈴に縋りつきながら涙を見せる場面が描かれ、視聴者から「一星の泣いてるとこ見ただけで涙出てくる」「演技上手すぎる」といった反響を呼んだ。北村は、一星を演じるにあたり、手話指導者から“ろう者を演じる上での意識の置き方”について何度も指摘を受け、試行錯誤を重ねたという。そういった努力もあり、演技や佇まいに説得力が生まれ、一星というキャラクターをより魅力的に演じることができたのではないだろうか。

また、同作ではディーン演じる佐々木深夜の存在も印象的だ。“天才かつ危険”な犯罪捜査専門コンサルタントを演じた『シャーロック アントールドストーリーズ』(2019年・フジテレビ系)や、主人公の渋沢栄一(吉沢亮)と深く関わる実業家・五代友厚を演じた大河ドラマ『青天を衝け』(2021年・NHK)など、クールで落ち着いた役のイメージがあるディーンだが、今作では一風変わった“45歳の新米医師”である深夜を演じ、2月28日放送の第7話でコミカルなダンスを披露した際には、「癒し力がすごい」「ダサ可愛い」など、多くの反響が集まった。その一方で、深夜は愛する妻とお腹の子を同時に亡くしてしまったという悲しい過去を抱えており、第8話では産まれてくるはずだった子供のベビー用品が並び、時が止まったような自宅を静かに掃除する切ない場面も。シリアスからコミカルまで、1つの役で深みのある演技を見せるディーンの存在が、今作の人間ドラマとしての側面をより際立たせていると言えそうだ。

出演者の繊細な演技が物語を色鮮やかに彩るドラマ『星降る夜に』だが、最終回を目前に控え、既に「ロスになるの間違いなし」「もう少しで終わっちゃうなんて考えられない」「寂しすぎる」といった終了を惜しむ声が多くあがっている。難しい役を丁寧に演じた北村、そしてこれまでとはイメージの異なる役柄で新境地を見せたディーン。主演を務める吉高に加え、2人の演技にも注目しながら、ぜひ物語のクライマックスを見届けてみてはいかがだろうか。

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