「とにかく優しい」庄司智春、相方・品川からの“愛情と期待”に笑顔「若手の時にやってくれよ」
累計発行部数500万部を突破した蝉川夏哉氏の同名小説を実写ドラマ化した本作は、異世界につながってしまった居酒屋「のぶ」を舞台に、庶民的な料理やお酒を通じて居酒屋の大将・矢澤信之(大谷)、「のぶ」の看板娘・千家しのぶ(武田)、常連客らが繰り広げる心温まる人間模様を描く。イベントにはWOWOWのドラマをほとんど見ており、「のぶ」もシーズン3まで全て見ているという水田信二(和牛)も駆けつけ、出演者にファンさながらの質問を投げかけて会場を沸かせた。
すでにシーズン3に突入した本作について大谷は“人気の秘訣”を問われ、「安心感とワクワク感だと思います」と回答。「馴染みの居酒屋とかお店ってみんなあると思うんですけど、それと近い感覚があるのかなって。回を重ねるごとに、見ている方も馴染みの感じが出て来て、行きつけの店のように思えてくるんだと思います。料理にも新鮮感があって、そのワクワク感が人気につながっていると思います」と分析する。
品川監督に対しても「表に出る先輩でもある」とタレントとしてリスペクトを持った相手だといい、「(裏にいるのではなく、撮影の合間に)現場のセットの中にずっといてくれたりして、話が盛り上がりすぎて撮影が押したりすることもあります」と紹介する。品川に対してはそもそも「芸人として出ている時のイメージが強くて、とんがった人という感じがしていたんです。でも、監督としては本当に素敵な感じで、切り替えられているのかなって。撮影中の品川さんは怖くないです」と話す。
庄司も「シーズンが進むにつれて僕の役のセリフがどんどん多くなってくるんです。監督の愛情や期待を感じてしっかりやらないといけないなって思っています」と嬉しそうにコメント。「シーズン3の#7はぜひ見てください」とも呼びかけ、「自分の演技で僕、初めて泣きましたよ。こんな感じで撮ってくれていたんだなって」と満足のいく回になったと紹介する。
相方であり、監督でもある品川についても庄司は大谷同様「とにかく優しい」と絶賛する。「僕自身、演技の活動はあまりしていないからこの撮影の前は少し不安があったんですけど、結構褒めてくれたりするんです。みなさんがいる前で僕の肩を叩きながらですよ。もっと若手の時にやってくれよってちょっと思いました。それがあればもっと若い時から品川庄司は結果が出たかもって」と笑顔で話す。
品川もそんな庄司のコメントに嬉しそうな表情。「庄司は本当にすごいんです」と庄司のすごさを力説。「どんなにセリフがあっても間違えないんです。長セリフにも関わらず、そこにさらにセリフを足したりもするんです。よかったです」と俳優としての庄司を褒める。「ただ、クランクアップの時の挨拶のシーンは5回くらい噛んでいましたけど」とも話して笑わせていた。