大ブレイクの目黒蓮『silent』『舞いあがれ!』でも発揮された演技力を武器にさらなる飛躍へ
今年3月1日に発表された「TVerアワード 2022」でドラマ大賞を受賞し、芸能界からも“ハマった”と高い支持を集めるなど、大きな話題を呼んだドラマ『silent』。同作で、両耳がだんだん聞こえなくなっていくという難病を発症した青年・佐倉想を演じた目黒は、トレーニングを重ねたという手話や、表情で想の感情を丁寧に表現する“静の演技”で存在感を示し、その演技力に「表情が上手すぎて毎週 心揺さぶられてる」「蓮くんの演技に心震えて感動した」など、視聴者から数多くの称賛が寄せられた、放送終了から日が経った今も、ネット上ではドラマの終了を惜しむ“silentロス”の声が多くあがっており、多くの人の心に残る作品になったことがうかがえる。
お茶の間に1人の俳優としての存在感を示した目黒は、現在放送中のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』にも、航空学校に進学したヒロイン・岩倉舞(福原遥)の同期・柏木弘明役で出演した。柏木は、当初はパイロットになるという夢を熱く語る舞に嫌味を言うなど、冷めた一面の目立つプライドの高い人物だったが、舞たちと訓練を続ける中で仲間の大切さに気が付き、次第に変化していく。やがて舞に思いを寄せるようになり、一時は恋人関係になるなど、航空学校編の重要なキャラクターとも言えるが、『silent』の役柄とのギャップに、ネットでは「舞いあがれの柏木学生とsilentの想くん、ちゃんと別人ですごい」「目黒蓮の演技力凄まじい」という驚きの声もあがっていた。
『silent』『舞いあがれ!』といった話題作に相次いで出演し、その演技の幅広さを視聴者に印象付けた目黒だが、3月17日より公開予定の映画『わたしの幸せな結婚』では、名家の当主であり、陸軍の一部隊を率いる若き軍人・久堂清霞役で映画単独初主演を務める。目黒は公式サイトに寄せたコメントの中で「実際に演じる時には、清霞がどうやって心を開いていくのか、という事をすごく大切にしながら演じました」と語っており、心を閉ざしたエリート軍人と、家族に虐げられて育った少女の政略結婚から始まる恋愛模様を繊細に描いたストーリーの今作でも、役柄の心境を的確に表現する、目黒の丁寧な演技が光りそうだ。
また、今作でヒロイン・斎森美世を演じる今田美桜は目黒について、「『ありがとうございます』っていう言葉を人一倍口にされる方だなっていう印象がすごくあって」「人と丁寧に向き合ってらっしゃる方なんだなぁっていうのは、すごく印象深いですね」と、その人柄をテレビ番組の中で絶賛していた。また、過去に目黒とドラマで共演した経験を持つ木村拓哉も、「自分よりも先にセット入ってましたね」「モチベーション高いなっていうのは、同じ現場にいて思いましたね」と、撮影現場での目黒の様子を回想している。こうした共演者の言葉からも、高い志で撮影に臨み、周囲と信頼関係を築いている目黒の俳優としての真摯な姿勢をうかがい知ることができる。
ドラマや映画での活躍のみならず、ファッション誌『ViVi』の企画「国宝級イケメンランキング 2022年下半期」“NOW部門”で1位を獲得するなど人気を集め、アイドルとしても、俳優としても今後の活躍が期待される目黒。ジャニーズの演技派とも言える表現力と真面目な人柄で、これからも新たな魅力を発揮してくれそうだ。