中島裕翔・菊池風磨ら、2023年もドラマや映画出演で注目の“演技派”ジャニーズ
2022年も、各音楽番組やバラエティ番組・YouTubeなどで活躍を見せてくれたジャニーズのアイドルたち。下半期は、ドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系)で、Hey! Say! JUMPの山田涼介が二重人格の青年を熱演し、その演技力に注目が集まったことも記憶に新しい。そんな中、俳優として経験豊富なジャニーズが出演する映画や冬ドラマが続々発表されている。本記事では、2023年も“演技派”としての活躍が期待されるメンバーにスポットを当てたい。
2023年1月10日より放送が開始されるNHKドラマ『大奥』に出演することが決定しているHey! Say! JUMP・中島裕翔は、“男女逆転”の世界観が描かれる本作で、8代・徳川吉宗(冨永愛)から見初められることになる、眉目秀麗な心優しき青年・水野祐之進役を演じる。さらに、2月には自身が主演を務める映画『#マンホール』の公開も予定されており、こちらでは“結婚式前夜にマンホールに落ちてしまい、SNSを駆使して脱出を試みるハイスペックサラリーマン”という役どころに挑戦。同作の監督は、公式サイトに寄せたコメントの中で、中島について“緊迫感を肉体で上手に表現してくれた”と絶賛しているが、雰囲気の異なる2つの出演作で、彼がどのような演技を見せてくれるのか注目だ。
また、Sexy Zone・菊池風磨は、バラエティ番組やYouTubeチャンネル『ジャにのちゃんねる』といったコンテンツで存在感を増しているだけでなく、2023年は既に2本のドラマ出演が決定しており、俳優としての活躍もめざましい。1月より放送開始予定の『連続ドラマW ギバーテイカー』(WOWOW)では、“幸せは奪うもの”という異常な価値観を持つ猟奇殺人犯役を演じる菊池だが、同作の完成披露試写会では、この役に感情移入することが難しかったと振り返っている。また、“監督からは演技に関する評価やアドバイスなどが特になかった”とした上で、それが自身と役に向き合うきっかけになったとも語っており、困難な役作りに対しても、彼が真剣な姿勢で取り組んでいたことがうかがえる。
そして、2022年は『NICE FLIGHT!』(テレビ朝日系)、『祈りのカルテ~研修医の謎解き診察記録~』(日本テレビ系)と、2本のドラマで立て続けに主演を務めたKis-My-Ft2・玉森裕太も、ジャニーズの演技派俳優の1人と言えるのではないだろうか。玉森はこの2作でそれぞれ、パイロットと医師という専門職につく登場人物を丁寧に演じ切ったことでも話題となった。また、2月公開予定の映画『シャイロックの子供たち』には、主演を務める阿部サダヲらと共に“現金紛失事件”の真相を探る銀行員役で出演することも決定しており、今年も多彩な役を演じ分けられる実力を持った俳優として、引っ張りだこの1年となりそうだ。
アイドルとしての華やかな存在感だけではなく、演技力でも高い評価を得てきた経験豊富なジャニーズのメンバーたち。2023年も、時代劇からサスペンス作品まで多彩なジャンルでその実力が発揮されることとなりそうだ。彼らの飛躍にぜひ注目していきたい。