『silent』主題歌が話題沸騰!ヒゲダン、作品を魅力的に彩るタイアップソングの力
これまでさまざまなドラマやアニメの主題歌を手掛け、幅広い層から支持を集める人気バンド・Official髭男dism。そんな彼らが担当する、現在放送中のフジテレビ系ドラマ『silent』の主題歌「Subtitle」が今、各音楽ランキングやチャートで1位を獲得するなど、大きな注目を浴びている。本記事では、作品の魅力をさらに高める、彼らのタイアップソングの魅力に迫りたい。
『silent』は、主人公・青羽紬(川口春奈)と、両耳がだんだん聞こえなくなっていくという難病を発症した青年・佐倉想(Snow Man・目黒蓮)が、待ち受けていた現実と向き合いながらも寄り添い、乗り越えていこうとする姿を描いたラブストーリー。各回の放送時にはSNSのトレンドを席巻し、今や社会現象になっているとも言える大人気ドラマだ。そんな『silent』の主題歌「Subtitle」は、同作のために書き下ろされた楽曲となっており、ドラマのプロデューサーである村瀬健氏は、デモ音源を聴いた際の心境について、「よくもここまで見事に、このドラマの世界をメロディーと歌詞で表現してくださっていると、感動を通り越して、驚愕しました」と公式サイトに寄せたコメントの中で振り返ると共に、“最高・最強の主題歌”とも表現している。
メンバーが“聴いてくださったみなさんの日々に何か、彩りを添えられるような楽曲になれば”といった思いを込めて製作したという「Subtitle」。ネット上では、「silentの世界そのまんまの歌詞」「歌詞が毎回いろんな人の視点で聴こえて、ほんとすごい」といった感想が綴られ、本人らに対しても“どの登場人物目線で作った曲なのか?”といった質問が多く寄せられているという。この質問について、ボーカルを務める藤原聡は、「それを言っちゃうとね、もったいないので」と、視聴者の想像に委ねるように回答した上で、「でもそれだけいろんな人がこのドラマとこの楽曲に胸を動かされているんだなと思うと、すごく嬉しい気持ちになります」とテレビ番組のインタビューの中で明かしている。『silent』の世界を美しく彩る「Subtitle」は、今後も彼らを象徴する楽曲の1つとなりそうだ。
また、上白石萌音演じる新米ナースと、佐藤健演じる“超ドSドクター”の恋愛模様を描き、2020年に大ヒットしたドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)でも、Official髭男dismが主題歌「I LOVE…」を担当しており、上白石と佐藤はそれぞれ、「初めてこの曲を聴かせていただいた時の『キュン』が忘れられません」「こんなにも大きなモチベーションを現場に提供してくださったこと、非常に感謝しております」という絶賛のコメントを寄せている。また、同楽曲が作中の絶妙なタイミングで流れる点にも注目が集まったようで、「恋つづは主題歌を入れるタイミングが最高」「本当にドラマの流れとマッチしてる」などの声がSNSを賑わせたことも。こうした視聴者の声からも、Official髭男dismの楽曲が、作品をドラマチックに彩る演出の1つにもなっていることがうかがえる。
また、Official髭男dismはドラマだけに留まらず、アニメとのタイアップ曲も多い。12月14日に放送された『2022FNS歌謡祭』第2夜(フジテレビ系)では、人気アニメ『SPY×FAMILY』のオープニング「ミックスナッツ」を披露していたが、その他にも、実写映画化もされた人気漫画のアニメ版『東京リベンジャーズ』のオープニング「Cry Baby」も担当しており、オフィシャルYouTubeチャンネルで公開されているMVはこれまでに1億回以上再生されている(※2022年12月15日現在)。さらに、コメント欄には「アニメを曲に落とし込むの上手すぎません?!」「世界観を丸ごと音楽として再現できるって凄すぎます」といった声が寄せられており、登場人物の心境を連想させるような歌詞やメロディが、タイアップ作品のファンからも支持を集めているのではないだろうか。
ボーカル・藤原の高い歌唱力と表現力、そして聴く人の心に残る歌詞とメロディを武器に、各作品の世界観を象徴するようなタイアップソングを発表してきたOfficial髭男dism。12月22日に迎える『silent』の最終回でも、物語のフィナーレを優しくも力強い歌声が彩ってくれそうだ。