乃木坂46卒業発表の齋藤飛鳥、グループのエースが残した功績と秋元真夏らメンバーとの絆

2022.11.21 21:00
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乃木坂46・齋藤飛鳥/(c)E-TALENTBANK

12月7日発売予定の31stシングル『ここにはないもの』の活動をもって、乃木坂46からの卒業を発表している齋藤飛鳥。グループを長きにわたって牽引してきたエースの卒業発表は、ファンに大きな衝撃を与えることとなった。本記事では、齋藤のこれまでの活躍を振り返ると共に、他のメンバーの反応などにも触れ、彼女が残したものを考察したい。

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乃木坂46の1期生である齋藤は、最初はアンダーと選抜を行き来するなど、苦労してきたメンバーだが、11thシングル『命は美しい』からは、選抜常連となるまでに成長。センターポジションにも立ち、まさにグループのエースと言える活躍を見せてきた。また、そのスタイルの良さを生かしてモデルとしても活躍し、多くのファッションイベントに出演。さらには、映画『あの頃、君を追いかけた』『映像研には手を出すな!』に出演するなど、女優業にも挑戦した。アイドル以外の活動にも精力的な姿勢は、後輩メンバーにも影響を与えたのではないだろうか。

そんな齋藤が卒業を発表したのは11月4日のこと。卒業を発表した際のブログでは「随分前から覚悟を決めていたような気がします」と明かしつつ、これまでの活動を赤裸々な言葉で振り返りながら、メンバーやファンへの感謝の思いを綴っていた。彼女の卒業はファンにとっても衝撃的だったようで、SNSでは「正直驚きですね」「めちゃくちゃ寂しい」「ショックで言葉が出ない」といったコメントが多数見られた。グループの人気に貢献し、功績を残してきたからこそ、彼女の旅立ちを惜しむ声も多いのだろう。

そんな齋藤の卒業について、仲の良い“あすまな”コンビとしても知られるキャプテンの秋元真夏は、自身のラジオ番組で、齋藤が生配信で「寂しい」という言葉を率直に口にしたことについて、「素敵な変化を遂げたことすらも寂しさを感じる」と心境を明かしつつ、「楽しくたくさん思い出を作って、最後は何も背負わずに卒業していってほしい」「安心して羽ばたけるようにグループを守っていきたい」と力強く語っている。1期生として、グループで共に過ごした時間が長い秋元にとっては、齋藤の卒業に対して思うところがあったようだ。

また、4期生の賀喜遥香は、1期生の卒業が続いているこの現状に対して、「ずっと背中を追いかけてた側なので、寂しいし、ファンでもあったので、『ああ、もう…』ってファンの気持ちになっちゃう」と後輩ならではの視点で語った。さらに齋藤とは『映像研には手を出すな!』で共演し、“イジり合う先輩後輩”といった関係性でもある山下美月は、自身のブログで「普段中々言葉にはできないけれど 沢山の感謝を込めて残りの時間過ごせたらいいなと思います」と率直な思いを吐露。長い間、最前線で活躍し続ける齋藤は後輩たちにとって大きな存在だったのだろう。

齋藤は2022年末までグループ活動を行い、2023年に卒業コンサートを開催する予定となっている。乃木坂46のエースとして輝いてきた彼女の卒業は、グループにとって大きなターニングポイントとなるのではないだろうか。年末には、グループとして出場する『第73回NHK紅白歌合戦』も控えているが、卒業の日まで彼女の勇姿を見届けていきたい。

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