郷ひろみ、自身の音楽についての苦悩を語る「歌謡曲『もういいな』って」
2017.5.15 21:05
14日放送のフジテレビ系「ボクらの時代」に出演した、歌手の郷ひろみが自身の音楽への想いについて語る場面があった。
番組には、郷のほか、マルチタレントのリリー・フランキーと演出家のテリー伊藤が出演し、自身が影響を受けたことや私生活でのルーティンなどについてトークを繰り広げた。
その中で郷の102曲目となるニューシングル「スキだから」についての話題になると、テリーとリリーから、郷が歌い方を変えたことについて触れられる。郷は「キャリアってものがついてきてしまって思うことは……」と語り始め、キャリアを大切にすることも大事だが自分自身やキャリアだけにすがるのも嫌だと述べる。郷は「とにかく自分を変えて、変えて、変えていきたい。その変化の先に常に進化があって、変化しないと進化は手に入れることはできない」と持論を展開した。
テリーから「郷ひろみってのは自分にとって、どういう存在なの?」と聞かれた郷は、かつて自分を否定した時期があると話し「歌謡曲を『もういいな』って、もう少しかっこいい音楽をやりたいなって思っていて」と自身の楽曲について苦悩していたことを告白した。
40代の頃にアメリカへ渡り、結婚や離婚などさまざまなことを経験した際に「僕は、歌謡曲のど真ん中行くことが“郷ひろみ”なんだろうな」と気付くことができたのだそう。50代になってそのように吹っ切れるまでには「試行錯誤、紆余曲折があった」と語っていた。
郷は10日、102枚目となるシングル「スキだから」を発売した。6月4日からは、「Hiromi Go Concert Tour 2017『MY DEAR…』」が、埼玉の越谷・サンシティホールを皮切りにスタートする予定だ。