朝ドラ『舞いあがれ!』連日SNSで話題に!早くも視聴者の心をぐっと掴む魅力とは?
『舞いあがれ!』は、1990年代から現代を舞台に、福原演じるヒロインの岩倉舞が、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島で、さまざまな人との絆を育みながら、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生のドラマ。空へのあこがれを抱いた舞が、パイロットになる夢、そして、“島を行き来できる電動小型飛行機作り”という新たな夢を追いかける姿を描く。
【ドラマを彩るフレッシュなキャスト陣】
『舞いあがれ!』の注目ポイントのひとつとして真っ先に挙げられるのは、注目度の高いフレッシュなキャストが勢揃いしていることではないだろうか。まず、本作のヒロイン・舞を演じる福原は、透明感のあるルックスと持ち前の明るさが魅力で、演技力についても、2545人もの応募があったオーディションを見事に勝ち抜いていることから、折り紙つきと言えるだろう。また、舞の幼なじみには、テレビ東京系のドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』の出演で一躍注目を浴び、活躍している赤楚衛二、そして人気アイドルグループ・乃木坂46のメンバーで、女優としての出演作品も多い山下美月が起用されている。
さらに、舞が大学で出会う“人力飛行機サークル”メンバーには、ドラマ・映画・舞台といったさまざまなジャンルで話題作に出演し人気上昇中の高杉真宙、舞が航空学校で出会う生徒には、ジャニーズの人気若手グループ・Snow Manの目黒蓮を起用するなど、若い世代からの反響も多そうな顔ぶれが揃っている。近年のドラマのヒット要因にはSNSの盛り上がりが挙げられることも多いが、その点についても期待の高まるラインナップだ。なお、彼らはいずれも本作が連続テレビ小説初出演。それぞれフレッシュな魅力を発揮して、本作を盛り上げてくれるだろう。
【脇を固める実力派俳優陣にも注目】
また、作品に彩りを添える他のキャスト陣も見逃せない。中でも注目なのは、舞の母親・めぐみを演じる永作博美と、舞の祖母・祥子を演じる高畑淳子ではないだろうか。舞の子供時代である1994年の出来事が描かれている第1週では、家族愛にあふれた心優しい母のめぐみは、よく熱を出して寝込む舞のことを常に心配している。それに加えて、夫の町工場の仕事も手伝い、さらに舞の兄である悠人の受験勉強も気にかけるなど苦労が多く、その姿はどこか現代の多忙な母親とも重なるように思える。そんな母親の逞しさ、そして繊細な心の揺れを見事に表現している永作の演技は視聴者の心にも刺さるようで、SNSでは「圧倒された」「素晴らしい」などの絶賛の声が既に相次いでいるほどだ。
加えて、第2週で、舞と五島列島で二人暮らしした祖母・祥子を演じる高畑の説得力のある演技も評価が高い。五島で一人逞しく暮らしていた祥子は、失敗を恐れて臆病になり、“自分は何もできない”と思い悩んでいる舞を大らかに見守り、一緒にさまざまなことを経験させ、成長に導いていく。そんな優しく温かい祖母を演じる高畑の好演には、「演技が抜群に上手い」「朝から何回も泣いてしまう」といった声が続出。こうした実力派俳優たちの演技が物語を支える地盤となり、作品全体を引き締めるのではないだろうか。
【主題歌やタイトル映像・“語り”にもこだわり】
さらに、作品を印象づける主題歌やタイトル映像などにも注目したいポイントが。まず、主題歌「アイラブユー」を担当するのは、圧倒的なクオリティーの楽曲と卓越した表現力が各所で注目を集める人気3ピースバンド・back number。そして、この主題歌に乗って流れるタイトル映像は、数々の受賞歴を持つ映像作家・新井風愉氏が手掛けており、青空に舞う1枚の紙が、飛行機や凧など、さまざまなモノに形を変えながら羽ばたいていくアニメーションとなっている。主題歌とタイトル映像がマッチした爽やかなオープニングは、視聴者にとって印象深いものとなっていることだろう。そして、朝ドラではおなじみとも言えるナレーション担当の“語り”は、作品にも登場する長崎・五島列島出身のさだまさしが務めることも大きな話題になった。出演者以外の部分でも、細部までこだわりが感じられることも、『舞いあがれ!』の魅力と言えそうだ。
さまざまな魅力で、視聴者の心を虜にしている『舞いあがれ!』は、毎週月曜日から土曜日(土曜は1週間の振り返り)の朝8時から放送中。まだ放送はスタートしたばかりだが、これからも注目が高まることだろう。