AKB48小栗有以・村山彩希ら、60thシングルの節目を迎えるグループを牽引する期待のメンバー
2018年リリースの52ndシングル『Teacher Teacher』でシングル表題曲初のセンターに抜擢され、ファッション誌『LARME』のレギュラーモデルとしても活躍するなど、グループの中心メンバーとして存在感を発揮している小栗有以。今年は1月に1st写真集『君と出逢った日から』(小学館)も発売しており、個人としても飛躍の年となったのではないだろうか。また、女優業にも力を入れているのも注目ポイントで、夏クールのドラマ『パパとムスメの7日間』(TBS系)に出演したほか、今後は舞台『オッドタクシー 金鋼石は傷つかない』への出演も予定されている。60thシングルという節目を迎えるAKB48にとって、経験豊富な小栗は心強い存在となりそうだ。
また、チーム4に所属する村山彩希は、9月8日に自身初となる写真集『普通が好き』(宝島社)を発売するなど、今勢いに乗っているメンバーの一人。満を持して発売となった今回の写真集については「自分らしさを表現したくて 素に近く、理想に近く いろんな自分を詰め込んだ写真集になっていると思います」と思いを明かしており、村山らしさを堪能できる渾身の一冊となっているようだ。なお、村山は劇場公演の出演回数が1000回を超えることから、「劇場(シアター)の女神」とも称される人気メンバーで、岡田奈々、茂木忍、向井地美音と共にYouTube「ゆうなぁもぎおんチャンネル」でも活躍。デビューから10年が経った彼女だが、中堅メンバーとしてこれからグループを引っ張ってくれるだろう。
そうした中で、今年に入ってから大きな存在感を放っているのは、18歳とまだ年齢的にも若い千葉恵里ではないだろうか。昨年リリースされた58thシングル『根も葉もRumor』で初選抜入りを果たし、さらに今年9月3日に開催された『第35回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2022 AUTUMN/WINTER』にも登場するなど、多方面で活躍を見せている。そして、AKB48が10月にリリースする新曲『久しぶりのリップグロス』では初のセンターに抜擢。公式YouTubeに公開されている、同シングルの選抜発表が行われた動画では、「今のAKBを知らない方々にもたくさん聴いて、知っていただいて、好きになってほしいです」と話しつつ、センターとしては「AKB48を引っ張っていけるように頑張ります!」と意気込みを語っていた。千葉の持つフレッシュさで新しいAKB48の形を見せてくれることだろう。
加えて、2021年までIZ*ONEとして活動し、同年にAKB48に復帰した本田仁美も注目だ。今年5月にリリースされた59thシングル『元カレです』では自身初のセンターに抜擢され、「世界がガン見する“GANMIダンス”」と称されたダンスナンバーをパフォーマンスして話題になった。本田といえば、IZ*ONEで共に活動していた宮脇咲良から、“自分にストイックで努力をし続けられる”と称されるほどの努力家であり、そうした一面が現在のAKB48としての躍進に繋がっているのだろう。今後は、10月4日深夜開始のドラマ『北欧こじらせ日記』(テレビ東京系)で主演を務めるなど、活躍の幅を広げている。IZ*ONEで培った経験をさまざまな形で発揮してくれそうだ。
60thシングルという節目を迎えるAKB48。デビューから15年以上が経つ彼女たちだが、村山のような中堅メンバーがグループを支える一方で、千葉や小栗のような若い世代も次々と台頭し、フレッシュな彩りを添えている。その層の厚さこそがAKB48の強みではないだろうか。