「観てくれる方がむずがゆくなるような」綾野剛×二階堂ふみ「フランケンシュタインの恋」怪物が恋する王道ラブストーリーの行方に注目集まる。主題歌はRADWIMPS
23日、第1話が放送される「フランケンシュタインの恋」。
今作では、綾野剛が恋する怪物を演じ、二階堂ふみがヒロインを務める。「王道のラブストーリー」だという今作について綾野剛は「観てくれる方がむずがゆくなるような、時に切なく、時に共感出来るような怪物、物語を皆さんにお届けします」とコメントしている。また、共演には柳楽優弥と、元AKB48で卒業後は女優として活躍する川栄李奈が顔を揃えている。
また、このドラマの主題歌は、RADWIMPSが歌う「棒人間」。ボーカルの野田洋次郎は「人間が歌うからこそのこの『棒人間』という楽曲だと思っていたので最初この曲でお話を頂いた時は少し驚きました。ただ、人間だらけの中で懸命に生きるたった一人の『自分』という主人公の物語なのだとしたら、それは僕たちもフランケンも一緒なのかもしれません。どんなふうに現代を生きる怪物とこの楽曲が共鳴するのか、今からとても楽しみです。」とコメント。まさに人間ではない怪物が主人公となる本作に、歌詞も、メロディーも奇跡的なほどにマッチした一曲となっている。
怪物と人間のラブストーリーが今後どのような展開を見せるのか、注目が集まるところだ。
【第1話あらすじ】
国立富嶽大学農学部の学生・津軽継実(二階堂ふみ)は、生命科学を専門とする鶴丸教授(柄本明)の研究室に所属。彼女はキノコをはじめとした菌類を研究対象とし、同じ研究室の大学院生・稲庭聖哉(柳楽優弥)からは、菌類女子“キンジョ”というあだ名を付けられるほどキノコにのめり込んでいた。
ある晩、津軽は、医学生と名乗る男たちと飲みに行く。そこで彼女は男たちに無理やり酔わされ、車で連れ去られてしまう。男たちの隙をついて車を飛び出し、山の中の森へ逃げ込む津軽。追われる津軽の前に何者かが現れて、男たちを倒す。気を失っていた津軽が目を覚ますと、山の入り口のバス停にいた。彼女の服には、小さな赤いキノコが付いていた。それは、アカナリカミタケという珍しい種類のキノコだった。
アカナリカミタケを探して森に入った津軽は、怪物(綾野剛)と出会う。彼は「僕は人間じゃない」と謎めいた言葉を口にして去っていく。津軽は、森の奥深くまで怪物を追ううち、怪物の家にたどり着く。
怪物は、120年前からその家で暮らしていた。津軽は彼に「あなたのことを教えてください」と迫る。彼は一度死んだものの、医学博士である彼の父・深志研太郎の手によって蘇ったのだという。父の死後、怪物は拾ったラジオを聴いて人間界のことを学んでいた。自分は人間と暮らせないと言う怪物。怪物の孤独を感じた津軽は、彼を森から連れ出す。
120年もの間、父親以外の人間を知らなかった怪物は、津軽や彼女の周りの人々と触れ合うことになり…。