長谷川ミラ「恥ずかしさが人生を変えた」ロンドン留学時の体験が現在の活躍の“原動力”に
モデルの長谷川ミラが25日(木)、都内で開催された「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2022」の受賞者発表セレモニーに出席。同賞受賞の喜びを語るとともに、現在の活躍の基礎となった原体験を告白した。
「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2022」は、グローバルビジネス誌『Forbes JAPAN』による「世界を変える30歳未満の30人」を選出する企画で、日本版は2018年にスタート。5回目を数える2022年の今年は、30人を選出した。長谷川はモデル業のみならず、Allサステナブルブランド「JAM APPAREL」の運営や、デジタルマーケティング事業などを展開する「jam」CEOとしての活動のほか、社会問題などを自由に発信し“わたし”を表現する姿が、専門家と一般の方々をつなぐ新世代のオピニオンリーダーとして評価され、今回の受賞につながった。
トロフィーの授与式で長谷川は、もともと25歳までに同賞に選ばれることが目標だったといい、「今25歳ですが、受賞することができて感動しています」と笑顔を見せた。「これをひとつの成功体験として引き続き社会問題を楽しくかっこよく、わたしらしく発信したい」と決意を新たにした。
その後のトークセッションでは、自分が作りたい未来というテーマについて「他人に干渉されない世界」と理想をフリップで提示した長谷川。「留学をきっかけにロンドンに生活している人たちの社会問題の関心の高さなどに感銘を受けました。日本でも若い人たちが気軽に社会問題について話せる空気感を作りたいという思いで今日まで発信してきました。日本でも相手を否定せず、自分が好きなことを発信できる空気感が出来ればいいなと思っています」とその理由を明かした。
また、会場からの質問では「人生観が広くなった瞬間」を聞かれ前述のロンドン留学時のことを振り返った長谷川。「同級生はみんな自分の国の社会問題を意識して自分の意見を持っていましたが、わたし自身は当時からニュースに関心はあったものの、自分の意見や考えを持っていなかったんです。その恥ずかしさから今の発信につながっているんです。その恥ずかしさからSNSを使って頑張ろうと思いました。わたしにはSNSしかなかったので、自分ができることを頑張ろうと。恥ずかしさが人生を変えたかなと思います」と今の活躍の原動力について説明した。
最後にこれから社会に出ていく大学生世代に向けてメッセージを問われた長谷川は、「気にすんな!ですね(笑)と、一言、言いたいです!」と簡潔にまとめ、「大学生だとまわりと自分の置かれている状況を比べてしまいますが、そこを気にせずに挑戦すると、自分なりに進めると思うので、気にすんな!でお願いします!」と次世代へエールを贈った。
なお、同受賞式には長谷川のほか、モデル・俳優の大平修蔵、音楽家の江﨑文武、YouTuberでアパレル会社CEOのげんじ、シンガー・ソングライター/ギタリストのReiが30人を代表して出席。今年の30人の顔ぶれは、8月22日に公開のWebサイトおよび24日に発売の『Forbes JAPAN』誌面でも紹介される。