乃木坂46、賀喜遥香が表題曲センターを務める30thシングルは各期の“個性”が光る仕上がりに
まず、表題曲『好きというのはロックだぜ!』で、28thシングル『君に叱られた』以来となるセンターに選ばれたのが賀喜だ。『乃木坂工事中』(テレビ東京系)内で選抜メンバーが発表された際には、「ここから頑張りどころ」「絶対に後悔したくない」と決意を明かしつつ、「皆のことを引っ張るのは苦手なんですけど、支えられる人になれてたらいいな」とその思いを語っていた。8月4日に同曲のMVが公開されると、乃木坂46らしい王道の夏曲ということもあり、再生回数が360万回を突破(※2022年8月26日現在)するなど、話題を呼んでいる。YouTubeのコメント欄では「乃木坂独特の夏曲感があって個人的すごく好き」「かっきーの笑顔や魅力が詰まってる」といった反響が寄せられており、2度目のセンターとなる賀喜の魅力を味わえる作品に仕上がっているようだ。
また、今作に収録される3期生楽曲『僕が手を叩く方へ』でセンターを務めるのは久保史緒里。今年2月には新内眞衣の後を引き継ぎ、『乃木坂46のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)のパーソナリティを務めるなど、活躍が著しいメンバーだ。なお、先日放送された『乃木坂46のオールナイトニッポン』で、久保は「(3期生は)元々12人だったんですけど、11人体制になってから初めての3期生楽曲」「いただけるとは思っていなかったのですごく嬉しい」とコメントしつつ、今年9月に3期生が活動を開始して6周年を迎えることに触れ、「6年目にして、こういう曲を歌えるようになったんだ」と感慨深く語っていた。今やグループの中核を支える存在となった3期生の成長を強く感じられる楽曲となっているようだ。
さらに、4期生楽曲『ジャンピングジョーカーフラッシュ』では、筒井あやめが初のセンターを務める。軽快でロックなサマーソングとなっており、MVではメンバーが泡や水で楽しそうに遊ぶ姿が収められている。初のセンターを務めた筒井は自身のブログで、「周りには大好きな4期生がいるので、みんなで一緒に!という気持ちです」とメンバーへの信頼感を明かしつつ、楽曲については「明るいですし、踊っていて楽しいですし、きっとライブでも盛り上がるはず!」とコメントしていた。4期生を代表する新たな夏曲として愛されていくのではないだろうか。
そして、『バンドエイド剥がすような別れ方』は、加入して約半年の5期生による楽曲。センターを務めた菅原咲月は自身のブログで「沢山の方に愛される楽曲になりますように!」と思いを綴っていたが、その願い通り、ファンからは「サビが中毒性すごい」「5期生だけで1つのグループ出来上がってる」といった絶賛のコメントが相次いでいる。なお、MVの撮影は10thシングル『何度目の青空か?』と同じ栃木県の廃校で行われたといい、菅原が消しゴムを落とすシーンの撮影が上手くいかずに15テイクも行ったというエピソードも、公式サイトで明かされていた。29thシングルの収録曲『絶望の一秒前』から約半年が経過し、グループに馴染んできた5期生の成長を感じられる一曲となっている。
他にも、グループからの卒業を発表している和田まあやがセンターを務めるアンダー曲『Under’s Love』、伊藤理々杏、林瑠奈、松尾美佑、向井葉月、矢久保美緒の5人によるバンド“乃木坂軽音部”の楽曲『夢を見る筋肉』なども収録される。各期のメンバーの個性や魅力が詰まったグループの節目となる30thシングルにぜひ注目してみてはいかがだろうか。