松村沙友理、乃木坂46卒業後の女優としての成長と地上波連ドラ初主演への期待
2022年10月から放送される『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(ABCテレビ・テレビ朝日)で、地上波連続ドラマ初主演を務めることが発表された松村沙友理。本記事では、乃木坂46卒業後、映画『ずっと独身でいるつもり?』やドラマ『花嫁未満エスケープ』(テレビ東京系)といった数々の作品への出演が相次いでいる彼女の、女優としての活躍にフォーカスしたい。
乃木坂46の人気メンバーとして存在感を放ち続け、2021年7月に惜しまれながらもグループを卒業した松村。乃木坂46時代から「賭ケグルイ」シリーズで夢見弖ユメミ役、『東京ワイン会ピープル』では映画初主演を務めるなど、幅広いジャンルの作品を通じて多彩な表情を見せてきた。卒業後はドラマ『プロミス・シンデレラ』(TBS系)と同作のスピンオフドラマ『シンデレラ・コンプレックス』や、日本の農業を“リアル”と“今”を描いたドラマ『農家のミカタ』(テレビ東京系)などに出演。女優としての活動に注力してきた印象で、その演技力はファンからも評価を得ている。
中でも昨年公開された映画『ずっと独身でいるつもり?』では、“パパ活女子”として生計を立てながらも若さを失うことに怯えている女性という、難しい役柄に挑戦。この作品では自身初のキスシーンに挑戦したそうで、同作の主演の田中みな実がパーソナリティーを務めるラジオ番組に出演した際には、相手役が慣れていたことで落ち着いて撮影に臨めたと明かし、「(相手の)肝据わってる感がすごすぎて、それに合わせて行けた感じがしました」と振り返っていた。複雑な役をこなし、キスシーンにもチャレンジした経験は、今後の女優業に活きてくるのではないだろうか。
そんな松村は、今年4月から放送されたドラマ『花嫁未満エスケープ』には、“今カレ”と“元カレ”の間で揺れる“アラサー女子”の主人公(岡崎沙絵)にアドバイスを送る同僚役として出演。テレビ東京の公式インタビューでは、乃木坂46を卒業したことで“自分が頑張らないと!”という気持ちが芽生えたことを明かしつつ、「お芝居はまだ勉強中なので、いろんな役に挑戦したいです」「役を通していろんな自分になれるのはワクワクします。これからも自分の意外な一面を発見していきたい」と意気込みを綴っていた。自身と異なる役への挑戦を糧に、アイドル時代とはまた違った女優としての活動に、意欲的に取り組んでいるようだ。
上半期の活躍に続き、10月放送開始予定のドラマ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』では、岡山のマイナー地下アイドルのメンバーを熱狂的に応援するアイドルオタク“えりぴよ”役を演じる松村。赤ジャージ姿で“推しメン”のタオルを持つビジュアルが公開されると、SNSでも話題を呼んだ。なお、松村は今作の出演を受け、「アイドルとファンって 本当に不思議な関係で 言葉で言い表せない絆があるし 誰よりもわかってくれてて 誰よりも信じてくれていると 心から思える存在で…」「この尊い気持ちを伝えられるように頑張ります!」と意気込みを明かしている。アイドル経験のある松村が熱狂的なファンの役を演じるというのは新鮮だが、アイドルとファンの関係性をよく知っている彼女だからこそ、その経験は活きてくるかもしれない。
今年7月13日には乃木坂46卒業から1年を迎え、自身のInsrtagramで「テレビのお仕事も演技もお洋服も 全部全部大好きだから 妥協したくない」と思いを綴っていた松村。地上波連ドラ初主演という大役に抜擢され、女優としても輝きを増している彼女の今後に期待したい。